自宅ゲーム会020211

自宅ゲーム会02/02/11

 前夜に「そういえば11日は予定がなかったなあ…」などという話をしているうちに、ちょっと笠間までドライブしようかということになり、急遽Yさんにメール。そして翌朝に快諾を得、勇んで行ってきました。同人誌の記事の検討をかねたゲーム会です。ゲームが主目的ではなかったのですが、たっぷりやってしまいました。写真はMさんが三脚で撮影(現在準備中・代わりにメーカーが公開している写真を貼りました)。
 主目的はドライブだったはずが、Yさん特製のオムライス、途中で買っていったオバケイチゴ、おやつのチョコケーキ&コーヒー、そして夕食のきつねそばと、食道楽。笠間芸術の森公園へお散歩。トータルに充実した1日でした。

ニューエントデッカーチチカカ

ニューエントデッカー(Die neuen Entdecker/K.Teuber/Kosmos, 2001)

 昨年8月以来2度目となるニューエントデッカー。タイルを引きながら海原を航海し、自分の手下を置いて占有権を主張するゲーム。昨年は「オーストリア・ゲーム大賞」、「ドイツゲーム賞・金の羽根賞」に選ばれた一品で、引きの運に左右されがちだった前作を、より戦略的にしたという売りがあります。
 手番にはどこから探検を始めるか決め、探検費用を払ってタイルを引きます。タイルは隣のタイルと合うように置かなければならず(「カルカソンヌ」のアイデアはこの辺りから取られたのだろうかと思いました)、絵柄が合わなければ捨て札になってしまいます。タイルを置いたらそこに船を進め、陸地ならばまたお金を払って部隊・ベースキャンプ・開拓地のいずれかを置くことができます。タイルが並んで島の全貌が明らかになったら、そこに最も強い手下(部隊<ベースキャンプ<開拓地、同点の場合はその下レベルで勝負)を置いているプレイヤーが島の広さ分だけ得点します。
 前作との違いとして、コストの高いオープンタイル(予め形のわかっているタイル)があって、確実にタイルを埋めたい場合はこれを使うということと、点数計算が終わった島から、部隊コマが族長コマに並べられ、追加得点チャンスを得ることがあります。ベースキャンプと開拓地で島の占有権をごり押しすると部隊が疎かになって族長小屋のボーナスをもらいにくくなり、逆に部隊をたくさん置いていくとなかなか島の占有権が回ってこないというジレンマです。
 今回は島での勝負はほどほどにして、舞台を族長小屋にどんどん送り込んだ(全部使いました)私が1位。しかし皆同じことを考えていればその裏をかく必要もあります。いずれにしても、お金がないとサイコロを振らされる(他のプレイヤーもここで+1のお金を獲得するので、サイコロを振る人は不利になる)ので、無駄遣いは禁物ですね。
「前回は3人でやってイマイチの印象でしたが、今回は4人でプレイ。それほどたいした違いはないように感じましたが、人数が多いほど産物での絡みは増えます。」

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チチカカ(Titicaca/C.v.Moorsel/Cwali, 2001)

 湖の周囲に開拓地を建てて建国し、その国を大きくするゲーム。「モリシ」の第2弾として昨年のニュルンベルクで発表されたゲームです。やはりヘックスを並べたボードに、木製の開拓地コマと、木製のスティック(今回は国境マーカー)を並べていきます。
 プレイヤーは手持ちの武器を出して、強い順に湖の周りに開拓地を置いて国を作ります。そのときに隣の国同士で新しい地形があれば併合でき、さらに隣接する他の国を別の国と結合できます。こうして国はどんどん大きくなっていき、大きい国に開拓地を置いているプレイヤーはより高い得点が入るようになります。しかし大きい国で他の人の開拓地もある場合、より多く湖と隣接するエリアや、神殿を置いたエリアが点数計算で有利になります。どこに開拓地を建てれば点数が高いのか、またどの国とどの国をくっつければ自分にとって有利なのかを総合的に考えていく必要があります。 「モリシ」と違って、一度ではどうやったら勝てるのかわかりませんでしたが、戦略の要素はとても高いように思えました。
「Oさんがファナゲンで買ったクワリのゲーム。「モリシ」と同じ作者です。へックスや家があるので似た印象があります。しかしモリシはシンプルでしたが、こちらは得点計算がとてもややこしいです。1度聞いただけでは把握しきれないのと方針が立てにくいため消化不良な感じでした。なんかこれだけで割を食いそうなゲームですが、なにか惹かれるものがあります。ちゃんとルールを憶えたメンツでまたやりたいです。」

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