Yさん夫妻がお仕事で近くまでいらっしゃる.このところ日夜忙しかったようだが,疲れをものともせず2ゲーム.
クランカー(Klunker / U.Resenberg / Hansim Glueck)
- 自分の店に装飾品を並べる
- 自分のお蔵に装飾品をストックする
- お店から装飾品を買い付ける
というフェイズからなります.自分のお蔵に同じ種類の装飾品を4枚集めると換金されますが,そのときお蔵に何種類の装飾品があるかによって金額が変わります.1種類だと4クランコニア(※通貨単位)ですが,2種類だと3クランコニア,3種類では2クランコニア,4種類以上あると1クランコニアにしかなりません.つまり,自分のお蔵にはできるだけ少ない種類の装飾品をストックすることが儲けるコツになります.
自分の店に並べるときには他のプレイヤーが何を集めているか注意しながら並べます.買い付けはまとめ買いなので「抱き合わせ商法」で邪魔しましょう.自分で自分のお店から買うこともできます.
ストックは手札と他プレイヤーのお店を見ながらしていきます.パスをしてそれ以上ストックしないことにすれば,真っ先に買い付ける権利を得られます.
買い付けは自分のお店にものがある限り,必ずしなければなりません.抱き合わせ商法に乗らないようにしたいものです.
ボーナンザと比べるとやはり似ています.お店に並べるところは「交換に出す」,ストックするところが「自分の畑に豆を植える」,買い付けるところが「交換でもらう」といったところです.ただし交渉はありません.何を出していくかの手がかりは場に並んでいるカードだけです.
手札が配られた状態で揃いまくっていたKさんがインサイダー取引でぼろもうけをして勝利.手札がばらばらだったことに加え,抱き合わせ商法に乗らざるを得なかったMさんはお蔵が乱雑になって沈没.一度お蔵にある装飾品の種類を多くしてしまうと立ち直りにくいです.
装飾品は「片めがね」「舌ピアス」「金歯」「王冠」「靴」「ネックレス」「イアーペンダント」の7種類.金歯が笑えました.
キュリオ(Curio / Y.Yonede / Y-Games)
公開したアンティークは,手札からカードを加えたり交換したりして価値を高めることができます.価値を高めたアンティークを競りにかければ,より高額で取引されるようになります.どのアンティークを集めるかは,手札によって決まります.価値を高める見込があるならば,原価よりも高く競り落とすのも可です.
最後はアンティークの価値とお金の合計で勝者を決めます.やはり作者のYさんがアンティークをきれいに揃えてぶっちぎりかと思われたところ,購入資金にもお金を費やしており結果は安い品も手がけたMさんが僅差で勝利.56,54,53,52という僅差でひしめく展開になりました.
ルールはとても簡単で,オリジナリティーも感じられました.やはりコレクションは男の夢ですね.