京から江戸への物見遊山『東海道』日本語版、8月下旬発売
日本文化をこよなく愛するフランス人デザイナー、A.ボウザ氏の代表作で、2012年にファンフォージ社(フランス)から発売され、現在まで13ヶ国語で発売されている作品。今までなかったのが不思議なほどの日本語版の登場だ。食事や景観を楽しみながら京都から江戸まで旅するすごろく風ゲーム。
すごろくといってもサイコロで進むのではなく、空いているマスならばどこまでも進んでよい。ただし後戻りはできず、ところどころにある宿場では必ず止まらなければならない。途中で手に入るお土産などは早い者勝ちで、しかも宿場には先に着いたほうが料理が安いため、あまりゆっくり進んでもいられない。かといって飛ばしすぎるとアイテムが少ないままゴールしてしまうだろう。最後尾(江戸から最も遠い場所)にいる人が常に手番を行う。マスの種類は以下の7つ。
- 村・・・土産を買う。土産は小物、衣服、美術品、飲食物の4種類があり、同じ物を集めるほど得点が上がる
- 田畑・・・なぜかお金を拾う
- 景観・・・景観カードを手に入れる。海、山、水田の3種類があり、集めるほど得点が上がる
- 温泉・・・温泉カード(得点)を手に入れる
- 神社仏閣・・・お金を寄付してその分だけ得点
- 出会い・・・得点、お金、景観、土産。何が出るかな?
- 宿場・・・強制ストップ。料理を購入する
全員が江戸に到着するとゲームは終了で、得点の最も多い旅人が勝者となります。各プレイヤーは「吉保」や「光圀」などの旅人タイルを持っており、それぞれの能力を活かした旅ができるかが、あるいはほかのプレイヤーの得意分野をうまく封じられるかが勝敗の鍵となる。
フランス風味のアートワークに、一風変わったゲームシステムで、シンプルなルールながらも旅する気分が味わえる作品。
内容物:ゲームボード 1枚・旅人駒 5個、旅行点マーカー 5個、プレイヤートークン 5枚、コイン 50枚、旅人タイル 10枚、温泉カード 12枚、景観カード 60枚、料理カード 25枚、お土産カード 24枚、出会いカード 14枚、偉業カウンター 12枚他
狙った順位にランクイン!『エモラン』8月5日発売
「あんてあっぷ」がゲームマーケット2019秋に発表した『カンジョーブギョー』をリメイク。指定されたシチュエーションと順位で感情ランキングの狙った順位に入ることを目指す。
「運動会で」「はずかしいこと」など、カードを組み合わせて生成されたテーマが発表され、各プレイヤーには順位タイルが配られる。その順位になるように答えを書き、親プレイヤーはそれぞれの回答を感情の度合いで順位づけ。指定された順位通りならば得点になり、親プレイヤーは得点したプレイヤー人数だけ得点できる。
狙い通りの順位に選ばれるかどうかで、参加者の感情のツボが明らかになるパーティーゲームだ。
内容物:シチュエーションカード 80枚、感情カード 5枚、回答ボード 6枚、ホワイトボードマーカー 6本、順位タイル 6枚、親用順位スタンド 1個、ルール説明書 1部
エモラン(高橋俊介, JELLY JELLY GAMES, 2021)
指示されたシチュエーション・順位になるように回答して当ててもらう。親が自分の順位を知らずに出した回答が基準。3位4位あたりが難しいと思ったがけっこう当たる。「お葬式でこわいことランキング」1位が超怖かった pic.twitter.com/17bZr7qMbC— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) April 4, 2022