『ロバート・アボット 新テーブルゲーム作品集成』10月25日発売
A.ランドルフから高く評価され、S.サクソンなどに影響を与えたアメリカのゲーム・パズル作家アボット(1933-2018)によるゲームルール集。オリジナルは1963年に出版された。
独創性が高く商品化されていないゲーム9タイトルに、付録として商品化された『エパミノンダス』『コンフュージョン』のルール、書評などが入っている。
後のゲームに流用されるさまざまなアイデアの原型がつまったルールで、ゲームデザインに関心のある人や、ユーロゲームの草創期を知りたい人は一読しておきたい古典的作品だ。
シュピール’22:スカウトアクション
会場内ではドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』ブースが、恒例の新作人気投票「スカウトアクション」を行い、結果を逐次発表した。最終結果は以下の通り(数字は5段階評価の平均、33票以上)。日本発の変則トリックテイキングゲーム『キャット・イン・ザ・ボックス』が1位となった。
1位:キャット・イン・ザ・ボックス:デラックス版(Cat in the Box: Deluxe Edition / ホビージャパン+ベジエゲームズ)4.2
1位:トライブズ・オブ・ザ・ウィンド(Tribes of the Wind / ラ・ボワテ・ドゥ・ジュ)4.2
1位:チューリング・マシン(Turing Machine / ル・スコーピオン・マスク)4.2
4位:Q.E.(Q.E. / シュトローマンゲームズ)4.1
4位:宝石の煌きデュエル(Splendor Duel / スペースカウボーイズ)4.1
6位:アクロポリス(Akropolis / ギガミック+コボルドゲームズ)4.0
6位:アティワ(Atiwa / ルックアウト)4.0
6位:エバーグリーン(Evergreen / ホリブルギルド)4.0
6位:カイト(Kites / フラッドゲート)4.0
また33票未満(10票以上)で評価の高かった作品として、フェデレーション(Federation)、インサイドジョブ(Inside Job)、ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ(The Guild of Marchant Explorers)、ビア&ブレッド(Beer & Bread)、フィード・ザ・クラーケン(Feed the Kraken)、アップルジャック(Applejack)、カウンシル・オブ・シャドウズ(Council of Shadows)、ティルトゥム(Tiletum)などが挙げられている。
一方、8月から行われているボードゲームギークのシュピール’22注目作ランキングでは『ティルトゥム』が1位。『キャット・イン・ザ・ボックス』は4位、『アティワ』は9位に入っている。
📸 ENDSTAND 📸
Die Scoutaktion ist zu Ende!
Danke an alle Scouts!!#Scoutaktion#Spiel22@SPIEL_Messe
🐴😀 pic.twitter.com/W8lnA3Upxd— FAIRPLAY-Magazin ➡️3-K102 🎲 SPIEL22 (@FairplayMagazin) October 9, 2022