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シュピール’22:アミーゴ

今年のエッセン・シュピールは10月6~9日、昨年に続き対面で開催される予定となっている。そこで発表される予定の新作を出版社別に紹介。邦題は直訳で、国内販売されるときに変更される可能性がある。

お邪魔者:暗闇の洞窟(Saboteur – The Dark Cave)
ゲームデザイン・F.モヤーソン、イラスト・A.ユング、2~8人用、10歳以上、45分。
ドワーフは2つの種族に分かれ、3つの金塊をもって中央のカードからスタートする。どちらの種族にもお邪魔者がいる可能性があり、ひそかに相手種族のために働く。手番には道カードをプレイして洞窟を伸ばしてドワーフを進めるか、アクションカードを使う。道ではトンネルやはしごで早く進むことができるが、蜘蛛の巣やさまざまなクリーチャーが行く手を遮る。出口に到達したドワーフは金塊を確保できる。最後にキャラクターを公開し、種族ごとに確保した金塊が多いほうが勝つが、お邪魔者の金塊は相手種族の分となる。

超辛い(Sauscharf)
ゲームデザイン・W.クラマー&C.シュテーア、イラスト・J.ビンタキス、2~4人用、10歳以上、30分。
『ピクチャーズ』のシュテーアがクラマーと組んだハンドマネージメントゲーム。各プレイヤーは8~10枚の手札を持ち、7列の場札を並べてスタート。順番に手札から同じ数字のカードを出して枚数の多い(枚数が同じならば数字の多い)プレイヤーから、場札から1列のカードを材料デッキに入れ、手札も材料カードに加えることができる。場札を補充してこれを繰り返し、全員の手札がなくなったら次のフェイズへ。次のフェイズでは材料デッキのカードを手札にして、再び同じ数字のカードを出し、枚数の多いプレイヤーから場札から1列のカードを取ることができるが、条件(同じ数字○枚など)を満たせばチリソースカードを獲得できる。誰かが規定枚数のチリソースカードを獲得し、手札も材料デッキもなくしたらゲーム終了で、獲得したチリソースカードは得点、残ったカードは失点となり合計点を競う。

ダイスヒーローズ(Würfelhelden)
ゲームデザイン・R.ガーフィールド、イラスト・D.メイ、2~4人用、8歳以上、30分。
『カーニバル・モンスターズ』(2019)に続くガーフィールドのダイスゲーム。各プレイヤーはヒーローボードをもち、赤と黄色のダイスを3個ずつ置いてスタート。はじめは白ダイスから3回まで振って、出目によって悪者を追跡したり、コインを獲得したり、赤・黄色ダイスを獲得したりする。悪者の追跡では剣の出目を中央の指名手配エリアに置き、1周の間に他のプレイヤーが上回らなければ悪者を捕獲して報酬のコインをもらえる。悪者が全部捕獲されたらゲーム終了で、コインの多いプレイヤーが勝者となる。

ボーナンザ・ダイスゲーム(Bohnanza – Das Würfelspiel)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・B.ペルトフト、2~5人用、10歳以上、30分。
2012年に発売されたボーナンザダイス(Würfel Bohnanza)をリメイク。ダイスの個数が減り、プレイ時間が短くなる。
各プレイヤーは5つの契約が書かれた収穫カードを1枚ずつもち、下から順にダイスの組み合わせで達成していく。手番プレイヤーは5個のダイスを振り、振り直すたびに1個以上選ばなければならない。他のプレイヤーはダイスを振るたびに、自分の契約が達成できたかをチェックする。手番プレイヤーはダイスを振り終わったら、自分の契約をチェックする。契約の達成状況に応じてターラーを獲得し、新しい収穫カードを獲得する。誰かが10ターラーを獲得したらそのプレイヤーの勝利となる。

未解決:狩猟事件(Unsolved – Der Jagd-Unfall)
ゲームデザイン・F.モヤーソン、イラスト・M.メンツェル、1~6人用、16歳以上、45分×3本。
『お邪魔者』のモヤーソンによる絵を観察する謎解きゲーム。全章共通のカード30枚とその章の6枚を混ぜ、全員に1枚ずつ配る。各自受け取ったカードをよく見て、見たら隣のプレイヤーに渡し、全員が全部のカードを見る。見終わったらまたカードを配って繰り返す。気になったカードは12枚まで公開できるがあとは伏せておかなければならない。全部のカードを見終わったら、被害者、凶器、犯人、事件の経過、動機などについての質問に答えて正解した分だけ得点になる。全員協力でも、チーム戦で得点を競うことにしてもよい。

アルマジロ(Armadillo)
ゲームデザイン・R.ビバー、イラスト・M.ブラハ、2~6人用、8歳以上、20分。
各プレイヤーは10枚の手札と2枚のチップを持ち、時計回りに手番を行う。手番にはダイスを選んで振り、その合計に等しいカードを捨てられる。チップを使って数字を調整でき、捨てられるカードがなければチップを1枚受け取る。こうして手札を先になくしたプレイヤーが得点、他のプレイヤーは失点となり、3ラウンドで得点の最も大きいプレイヤーが勝者となる。

ウィザードデラックス(Wizard Deluxe)
ゲームデザイン・K.フィッシャー、イラスト・F.フォーヴィンケル、3~6人用、10歳以上、45分。
第1ラウンドは1枚、第2ラウンドは2枚……と手札が増えていく中で、何トリック取れそうか予想して当たったら得点、外れたら失点になる定番トリックテイキングゲーム。ルールは変わらないがメタルコインが25枚入っており、予想トリック数だけ取って、獲得したトリックの上に置く。

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都内ボードゲームショップ5店舗で謎解きラリー

東京都内のボードゲームショップ5店舗は本日から合同で、各店舗を回って店内の謎解きを楽しむ「謎解きラリー 総武線編」を開始した。9月30日まで。

実施店舗はテンデイズゲームズ(三鷹)、すごろくや(高円寺)、イエローサブマリン(新宿)、メビウスゲームズ(水道橋)、イエローサブマリン(秋葉原)の5店舗。いずれかの店舗で無料のリーフレットを手に入れ、店内に隠された謎を解く。

解答は専用のウェブサイトで行い、正解かどうかの判定を受ける。難しい場合はヒントを、ウェブサイトで見たり、店員から聞いたりすることもできる。5店舗すべての謎が解けたら最終の謎が表示され、それも解けたらコンプリートとなる。なお、賞品は「名誉」とのこと。

1日ですべて回る必要はないが、定休日が店舗によって異なり、5店舗全て開いているのは木金土日となる(臨時休業の可能性あり)。探険する気分で回ってみてはいかが。

謎解きラリー 総武線編