キッズゲームで負けることを学ぶ
4歳からのボードゲームで負けることを学ぶ
公平に遊ぶこと、負けること、悔しさに耐えること、仲間に勝利を譲ること、これらはすべて、家族とのボードゲームを通して学べるし、学ばなければならない。何しろ、幼稚園や学校で手痛い仕打ちを受けても、怒り狂って部屋を出ていくわけにはいかないし、パパやママがすぐ慰めにきてはくれないのだ。でも、だからといって子どもが負けてばかりではいけない。失望や失敗が多すぎると、今度は自尊心に悪影響が出る。年齢に合ったボードゲームが大切なのは、大人と同じように勝てるチャンスがあり、家族で安心して勝ちも負けも経験できるからである。
アドバイス:わざと子どもに勝たせるのは、一時的な自信を持たせるだけで、何の得もない。午後の機嫌はよくなるかもしれないが、長い目で見ればイライラに耐えることを学べないため、子どもに害を与える可能性の方が高い。
ペアを早さがし『ソックスモンスターミニ』日本語版、12月2日発売
ハバ社(ドイツ)から2004年に発売されたキッズゲームのミニ版。『果樹園ミニ』に続く日本語版で、小さな缶に入って持ち運びしやすい。
一斉スタートでたくさんのくつ下タイルの中から、絵柄が同じペアを探す。使っていいのは片手だけ。4組集めたらソックスモンスターをつかんでゲーム終了となるが、絵柄は少しずつ違っており、間違ったペアがあると負けになってしまう。
1枚しか取っていないくつ下は横取りすることもでき、それも焦らせる要素となっている。すぐに説明できて、小さいお子さんから楽しめる作品だ。
内容物:ソックスモンスター駒 1個、くつ下タイル 36枚(18組)、説明書
© SUGOROKUYA Co., Ltd.