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モノポリー世界チャンピオンにスペイン人

 10月8,9日に東京の六本木ヒルズで開催された第12回モノポリー世界選手権は、スペイン代表のA.Z.フェルナンデス氏(36)が優勝しました。ノルウェー、アイルランド、スペイン、ポーランドとヨーロッパ勢が独占した決勝において90分も経たずに圧勝。

 日本代表は開催国でプレッシャーがあったためかブービーとブービーツーという成績。史上3人目の日本人世界チャンピョンはかなわず。4年後に開かれる次回大会に夢をつなぎます。

 世界大会の存在はそのゲームの普及を示す大きな指標となりますが、モノポリーはチェス、ラミーキューブ、バックギャモンなどと共に世界に名だたるボードゲームのひとつに数えられます。今回の大会記念として発売された六本木ヒルズエディションなど、世界各地でさまざまな版も発売されています(余談ながら、インドにはクリケットモノポリーがあります。イギリスの植民地だった国しか出てきません…)。これを機に、まだ遊んだことのない人やしばらく遊んでいなかった人は試してみてはいかがでしょうか。(Monopoly.Amista

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エッセン国際ゲーム祭で各種大会

 15万人のボードゲーム愛好者が集う世界最大のイベント、エッセン国際ゲーム祭(Spiel’04 – Internationale Spieletage)がいよいよ来週に迫りました。世界各国から集まったゲームメーカーによる新作の出展が主な内容ですが、ヘルネ・ボードゲームセンター(Herne Spielzentrum)はこの会場にいくつかの大会を開催。それぞれ白熱した戦いで観客を魅了することになりそうです。



  • カタン世界選手権(10/23-24)

     今年は25ヶ国の代表が参加、日本代表の高橋カツミ氏、吉田ヤスヒロ氏の活躍が期待されます。コスモス社ほか7社が協賛していますが、その中にカプコン・ハナヤマは入っていません。このためボードは一昨年と同じく米・メイフェア版が使用される可能性が高いでしょう。上位3名は大会直後、会場に用意されたMSNのネットカタンで作者のクラウス・トイバー氏と対戦することになっています。
  • 国際カルカソンヌ選手権(10/23-24)

     昨年に引き続き2回目。ヨーロッパ各国から64名が争います。オンラインゲームサイトBSWの代表も参加するところが新機軸です。運の要素が強調されるカルカソンヌですが、上級者の一手はどのようなものでしょうか。
  • カタン国内選手権(10/21-22)

     1500名、国内26会場にわたって行われた予選を勝ち抜いた54名と、ディフェンディングチャンピオンがドイツ一のカタンプレイヤーを決します。予選は基本セット2回と航海者シナリオ、決勝は街と騎士にて。優勝者は来年の世界大会にドイツ代表として参加します。 

下記でお伝えしたメガ・カルカソンヌや8月下旬に開催され、500人が参加したクルー・ライブなど、ヘルネ・ボードゲームセンターの催し物は創意工夫に富んでおり、日本でもこれに触発された面白イベントが望まれます。(Herne Spielzentrum)