『トランプゲームの源流 第2巻 ギャンブルゲームの変遷』、6月上旬発売
15~17世紀前半にかけてのトランプゲームを取り上げ、ルールを推定するとともに、その変遷の歴史について主にメカニクスの視点から概観するシリーズ。第1巻「トリックテイキングゲーム」に続いて、第2巻ではギャンブルゲームを中心に、第1巻で取り上げられなかったトリックテイキングゲームや、その他のジャンルも扱う。
ルールの紹介だけでなく、中世ヨーロッパにおいてギャンブルがどのように社会的に受容されてきたか、人々を魅了してきた魅力にも触れる。目次は公式サイトに掲載されている。
チーム戦トリックテイキング『龍 -TATSU-』日本語版、5月18日発売
1997年にバンブスシュピーレ(ドイツ)から発売された『ジキル博士とハイド氏(Dr. Jekyll & Mr. Hyde)』を、マタゴー社(フランス)が和テーマにリメイクして昨年発売した。赤龍と黄龍の二つの勢力に分かれ、聖霊を捕まえて得点を稼ぐトリックテイキングゲーム。
予め赤龍チームと黄龍チームに分かれて対面に座り、2スートのマストフォローでトリックテイキングを行うが、赤龍チームは赤龍カード、黄龍チームは黄龍カードしかプレイできない。フォローできない、またはしたくないときは相手チームのプレイヤーを指名して出させる。
トリックを取れる強いカードほど点数が低く、弱いカードほど点数が高い。陣営は裏面でわかるため、どの数字のカードが手札にあるのかをカウンティングして自分に有利なカードを出させられたら、その快感はやみつきになるだろう。
3人戦は個人戦、2人戦は特別ルールのある対戦モードになる。プレイヤーの人数によって面白さが変わるのも魅力だ。
内容物:カード 30枚、ルール説明書 1冊(※カードサイズ:63mm×88mm)
龍(Tatsu / Werner / Matagot + Arcright)
常に自分のスートしか出せないチーム戦トリックテイキング。出せない、出したくないときは他のプレイヤーに頼んで出してもらうが、敵はもちろん望みどおりに出してくれない。そろそろ強いカードしか残っていないだろうと思った時点で頼みたい#超新作体験会 pic.twitter.com/dkqksZ6Br9— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 12, 2023