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ゲームマーケット2005

日本最大のボードゲームイベントであるゲームマーケットまで、残すところあと10日ちょっと。インドは花粉が飛ばないので幸せだが、私は残念ながらこれで3年連続不参加となってしまう。今年も楽しそうな創作ゲームが着々と製作されている様子で、帰国後に誰かに遊ばせてもらいたい。ボードゲーム・カードゲームで気になるものを挙げてみる。

  • スクウェア・オン・セール』(Late Toccobushi Game Club)
    『造形家倶楽部』のT.Sawadaさん作。第17回ヒッポダイス・ゲームデザイナーコンテスト(ドイツ・ボッフム)優勝という快挙を成し遂げた作品。コンポーネントも含めてドイツ臭さを前面に出したという同時多発の競りゲーム。4000円。チキンレースのカードゲーム『ゴー・ストップ』(500円)も同時発売。
  • 料理チャンピオン』(1000円)(King’s Court)
    のーべーさん作。70個以上のダイスで変な料理を作るネタゲーム。昨年まで発売されていた『怪獣ファイト』『モレール』『ダイナゲイル』も販売。
  • シティープラン』(Hammer Works)
    Hammerさん作。さまざまな建物を建てて、その効果を積み重ねていく都市建設カードゲーム。3?5人用、45分、1000円。ほかに国語力を試すダイスゲーム『うっかりくん』、数学力を試すカードゲーム『すうじであそぼ』(ともに300円)。何人ででも、短い時間でも遊べます。
  • 朝まで総選挙』(ボードゲームのおもちゃ箱)
    さとーさん作。日本を舞台にした手軽な陣取りゲーム。3?5人用、30分、1500円。おもちゃ箱からはりんちゅさん作『はちみつ』、白紙さん作『コレクター』(3?4人、1500円)、せりあどさん作『目指せダイスDEゴールデン?』(3人、15分、1000円)、偽さん作『さるとかきのき げぇむまぁけっと2005版』(600円)も発売予定。これでおもちゃ箱のメンバー6人全員が発表することになる。
  • エルスミーアの魔女』(ボードゲームのおもちゃ箱)
    鷹村ナクトさん作。魔女学校の卒業のためアイテムを集め世の役に立つことをめざす重量ボードゲーム。3?4人用、3?4時間。
  • Potions & Poisons』(奇跡屋)
    奇跡屋さん作。薬を調合するカードゲーム。3?5人用、15分。ほかにダイスゲーム『ぼむ!』、2人用カードゲーム『好き嫌いしちゃいけませんっ!』も発売。
  • POTATOでチョ!』(イエローサブマリン)
    フーゴ・ハルさん作。両手の人差し指でポテトを取り合うアクションゲーム。3?5人用、20分、1680円。
  • とらぶる☆スクール』(ロール)
    『ハイスクールエレクション』に続く女子高生カードゲーム。6才以上、3?5人用、5?10分。2100円。
  • カウントダウン2005』(カワサキファクトリー)
    ダイナマイト爆発ダイスゲームのリメイク。1000円。ほかに瞬殺カードゲームのリメイク『ワイルドラッシュ2005』(1500円)と初のボードゲームで条件付無料体験版の『カルタゴの貿易商』。

ゲームマーケットで初お目見えするオリジナルゲームではこのあたりだろうか。まだウェブで情報を出していないところも多いので、当日の発見もあるかもしれない。

それ以外の出展では名古屋バネストが最注目。発売品目12タイトル『ポルノスター・プロジェクト』『ガーデン・コンペティション』『ベニスのパトロン』『アイスクリーム』『ウォリアーズ』『同拡張ドラゴンホーズ』『狩って獲って(Hatz Fatz)』『西部の無法者(Desperados)』『メタルルギー』『庭小人協会(Gartenzwerg e.V.)』『UFOs!宇宙よりのバーガー』『オールドタウン』は昨年のエッセンで注目された中小メーカーによるもので、全部買ってもいいくらいの注目作ぞろい。ほしい人は真っ先に駆け込んだほうがよいかもしれない。

それから手前味噌になるが、ゆうもあのブースで会員向け月刊誌「ゆうもりすと」の特別号(100円)が販売される。ここにカサソラ氏のエッセンインタビューを収録。新しいゲームの作り方を提案するもので、日本のボードゲームデザイナーの卵の方々にぜひ読んでもらいたいと思っている。ミニゲーム大会などの小イベントも行われるようなので、お暇ならぜひ。

ブースを出していないのでどうするつもりか分からないが、ブルーオレンジゲームズの社長J.メイヨット氏が製品を売り込みにサンフランシスコからやってくるらしい。それらしい人を見かけたら声をかけてみよう。

去年の注目作

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ドイツのブックメッセでボードゲーム出展

ライプツィヒのブックメッセで初めて7メーカーが合同でボードゲームを出展。ドイツ年間ゲーム大賞委員会とゲームアーカイブ主導で。新作を試せるようにして一般層への広報を狙う。3月17〜20日。(Spiel des Jahres 3/10)