ドイツ年間ゲーム大賞2007、ノミネート発表
ノミネート数は2004年以来の5タイトル。推薦リストには12タイトルが挙げられた。発表に当たって選考委員会は「特に難易度がやや高めのファミリーゲームの分野で新作が多く、これが選考にも反映されています。今回挙げられたゲームはすべて、道具・イラストともにたいへん素晴らしく、あまりゲームを遊ばない人でも分かりやすいようにルールが作られているものばかりです」とコメントしている。幅広い層に配慮した選考の難しさを物語っているようだ。
大賞の発表は6月25日。楽しみにして待とう。
【ドイツ年間ゲーム大賞2007ノミネート作品】
・バグダッドの盗賊(Der Dieb von Bagdad / T.ギムラー / クイーンゲームズ)
・ズーロレット(Zooloretto / M.シャハト / アバクス)
・テーベの東(Jenseits von Theben / P.プリンツ / クイーンゲームズ)
・アルカディアの建設(Die Baumeister von Arkadia / R.ドーン / ラベンスバーガー)
・イスファハン(Yspahan / S.ポーション / イスタリゲームズ)
【ドイツ年間ゲーム大賞2007推薦リスト】
万華鏡クラシック(The Kaleidoscope Classic)、アッペンツェル城(Burg Appenzell)、今だ13を打て(Jetzt schlägt’s 13)、スカイブリッジ(Skybridge)、ダイスビンゴ(Würfel-Bingo)、プレステル美術市場(Der Prestel Kunstmarkt)、ヴェネチアの柱、アルケミスト、ノートルダム、ヴァイキング、大聖堂、インペリアル
【ドイツ子ども年間ゲーム大賞2007ノミネート作品】
カエルの飛び込み大会(Hüpf hüpf, Hurra!)、雄ヤギのベッポ(Beppo der Bock)、騎士たちの塔(Burg-Ritter)、メルヘン王国を救え!(Rettet den Märchenschatz)、言うとおり描いて!(Gesagt – getan!)
(リンク先はメビウスゲームズ、名古屋EJF、すごろくや、moon Gamer)
・Nominierungs- und Empfehlungsliste Spiel des Jahres 2007
・Nominierungs- und Empfehlungsliste Kinderspiel des Jahres 2007
・GeekList: Spiel des Jahres 2007 – the nominated games
ポーランド年間ゲーム大賞に『電力会社』
ポーランド人デザイナー特別賞には『ネウロシマ・ヘクス(Neuroshima Hex)』が受賞。ヘックスを使ったウォーゲームのようだ。ノミネートには『勝利への道』『ヒツジ牧場』『ウィング・オブ・ウォー』の3点。
同サイトによると、2005年の大賞は『カタン(Osadnicy z Catanu)』、2004年は『ドラコン(Drakon)』が選ばれている。ノミネート作品にも『カルカソンヌ』『操り人形』など、国際的に評価されている作品が少なくない。
ドイツの隣国ながらボードゲームの状況をあまり聞かなかったポーランドでも根強いゲームファンがおり、ボードゲーム熱はヨーロッパ全土に広がっている模様だ。
・Gra Roku – wyniki po raz kolejny
・Boardgame News: Power Grid Wins Gra Roku 2007