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レガッタ(Regatta)

気まぐれな風を味方に
レガッタ
ころころ変わる風向きにうまく乗って、ヨットで湖を一周するレースゲーム。1989年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品だが、オリジナルはアメリカの3Mゲームズから1967年に発売された40年以上前の作品である。
ヨットは縦横斜めの8方向に進む。最初にダイスを振って、風向きと進むステップ数を決定。風向きは中央の円盤で表し、現在どの方向に進もうとすれば、1ステップで何マス進めるかが示されている。真向かい風だと1マスも進めないが、斜め後ろからの追い風だと3マスも進める。
そして順番にヨットの移動。方向変換は、ステップごとに45度ずつ変えられる。進みたくなくても強制的に流されてしまうので、真向かい風の方向に変えて進まないという手もある。ほかのヨットを押しのけては進めないから、細いコースでは先にいいポジションを取っておきたい。
それから斜めの移動がしやすくなるカードと、ゲーム中に2回だけスパートをかけられるカードがある。1マスを争う場面もあるので、このカードをうまく使うことが重要だ。
6人で一斉にスタート。2つのブイを回って帰ってくるのだが、スタート位置の関係でくさのまさんと鴉さんは反時計回り、残り4人は時計回りのルートとなった。写真は逆方向に進むグループがすれ違っているところ。
ダイスの目の中に「風向きを左右好きな方向に変えられる」というのがあるため、4人のグループのほうに有利な風向きになりがちだったが、4人だと混雑していいコースが取れない。風下にいると進めるステップが減るというルールも地味に効く。そのためゴール前は2人グループトップの鴉さんと、4人グループトップの神尾さんがデッドヒートを繰り広げることになった。でも直線コースを快調に進んできた神尾さんがわずかの差で優勝。
風向きはダイスでどんどん変わるため、戦略よりも戦術が求められる。「ぐわぁ、向かい風になってしまった!」「やった、追い風だ〜」などと風向きに一喜一憂しながらワイワイ楽しんだ。
Regatta
F.ティボー/クレー(1989年)
2〜6人用/10歳以上/60分
絶版・入手難

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『ドミニオン』3セットを1箱に

シュピールボックス・オンラインの管理者や国際ゲーマーズ賞の審査員を務めるK.M.ヴォルフ氏が、ホームページで『ドミニオン』3セットを1箱に入れる仕切りを発表した。
基本セット・『陰謀』・『海辺』のカードが、基本セットの箱に収まる。
まずは厚紙で作った4本の仕切りで箱を3×3マスに区切る。仕切りの寸法は下記のページを参照のこと。緑色の部分にカッターで穴を開けて組み合わせる。
次にインデックスを印刷して切り抜き。データは、下記のページの一番下にある「Download」から手に入る。インデックス用の紙も少々厚めのほうがよい。ドイツ語だが、基本セット、陰謀、海辺、プロモカードの印があるのでだいたい分かるだろう。わきに日本語で書き込むこともできる。インデックスで挟んでカードを収納すれば完成。
仕切りの寸法と、完成写真、インデックスのデータダウンロードはこちら。全セットをコンパクトに持ち運びたい方や、収納の都合で圧縮したい方はお試しあれ。