シュピール’11新作情報:その他
管理人が気になっているものを少々。
★トゥルネー(Tournay)
S.ドゥジャルダン、X.ジョージ、A.オーバン作、2〜4人用、12歳以上、60分、パールゲームズ(ベルギー)
昨年『トロワ』で注目を浴びたパールゲームズの新作。同じデザイナーチームが作ったカードゲームです。9世紀、ノルマン人に襲撃された都市を復興します。市民コマを使ってカードを引いたり、建物の効果を使ったりします。建物のコンボで市民コマを増やしたり、建設費用を下げたりして手を進め、名声の得られる建物を多く建設します。
→今日もプレイミス:トゥルネー
★ポセイドン王国(Poseidon’s Kingdom)
G.ラモント、F.ラモント作、2〜4人用、10歳以上、60分、フラゴーゲームズ(スコットランド)
心引かれる造形のコマで毎年注目を集めるフラゴーゲームズの新作は、海の生き物が登場します。タコのハンスに捉えられた仲間を助け、サメを襲撃をかわして、ポセイドンの鉾を取り戻します。前作『アンティクス』で用いたアリ塚のシステムと、波を表すダイスロールが特徴です。1000部限定。
★シベリア(Siberia)
R.シュトックハウゼン作、2〜4人用、10歳以上、60分、dlpゲームズ(ドイツ)
昨年『バンコクの運河』をリリースしたメーカー。資源が豊富なシベリアで資源を採掘し、お金を稼ぎます。毎ラウンド袋からアクションカウンターを引き、探査できる資源と職業を決めます。これに基づいて、順番に資源を取り、自分がセールスマンを置いた株取引所で販売します。
P.リストセラ作、3〜7人用、14歳以上、30〜45分
『ミスタージャック』のメーカーからもう1点。暗闇の中、盗賊が洞窟の迷路を歩きまわって宝を探します。1人が洞窟のマップをもち、ほかのプレイヤーに、今前に見えているものを教えます。ほかのプレイヤーは議論して、どちらに進むかを決めなければなりません。制限時間内に宝を見つけることはできるでしょうか。しかも、1人だけ裏切り者のアリババが紛れており、さりげなく間違った方向に導こうとします。
・シュピール’11新作情報
『アメージングテーブルゲーム 2012』発売
「超、簡単、超、楽しい おしゃれゲーム」「オセロの歴史&工場見学」「世界の”即買い”ゲーム50選」など、普段ボードゲームを遊ばない層も興味をもちそうな見出しが並ぶ。表紙を飾るのは先日発売されたばかりの『ディクシット・オデッセイ』。
出版社では「日本はもとより、世界の最新テーブルゲームを収録。アナログゲームの楽しさをたっぷりと味わうことができ、頭の体操、老化防止ほかコミニュケーションツールとしてももってこい。ゲームは家族、2人で、はたまた友達大勢でと、種類ごとにわかりやすく整理。すでにアナログゲームのせかいにどっぷりにはまっている人も、これからという初心者にも、ゲーム選びのガイド本として活用して欲しい。」と謳う。
付録は『なんてったってさいたま』。今月日本語版が発売された『なんてったってホノルル』の日本版で、日本の土地や名所を正確に東西南北に並べるゲームだ。本誌のオリジナルで、ほかでは手に入れることができない。
読み物としても、ゲームとしても楽しめる一冊。秋の夜長に遊ぶゲームをこれで見つけよう。
・八重洲出版:アメージング テーブルゲーム 2012 SECOND ISSUE