『タブラの人狼』日本語版、10月下旬発売
『会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)』(幻冬舎エデュケーション、7月)、『人狼 ~嘘つきは誰だ?~カードバトル』(バンダイ、8月)、『「人狼」カード&プレイブック 』(富士見書房、9月)に続いて4ヶ月連続となる人狼のリリース。今回発売されるのは、dVジョーキ社(イタリア)が2001年から発売している人狼の古典である。2006年に日本版が発売されたが、絶版になっている。
デラックス版としてリメイクされたこのゲームの特徴としては、能力まで記載された大きく見やすいキャラクターカード、ゲーム進行がスムーズにできる投票コマや人狼の証拠コマ、ゲーム終了まで全員がゲームに参加できる「幽霊」ルール(幽霊カード22枚入り)、プレイヤー8人だけでプレイできる選択ルール、脱落時に正体を明かさない「クローズルール」を採用、変わり種の役職「ハムスター人間」がある。ロングセラーならではの安定した楽しみ方ができるだろう。
・dV giochi:Lupus in Tabula
アラカルトカードゲーム賞2013に『花火』
『花火』は日本をテーマにしたフランスの協力ゲーム。自分の手札だけ見えない持ち方で、お互いにヒントを出し合い、順番にカードを出して花火を打ち上げることを目指す。フランスでは3年前に発売されたが、ドイツではアバクスシュピーレから昨年ようやく発売となり、日本語を含む多言語版は今年7月に発売されている。
アラカルトカードゲーム賞は、ドイツ年間ゲーム大賞やドイツゲーム賞では軽視されがちなカードゲームだけを対象に、識者の投票によって選ばれる賞。2位はドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作の『アウグストゥス』、3位は日本人デザイナーのカナイセイジ氏による『ラブレター』がランクインしている。
1位:花火(Hanabi / A,ボザ / アバクスシュピーレ)
2位:アウグストゥス(Augustus / P.モリ / ハリケーン)
3位:ラブレター(Love Letter / カナイセイジ / AEG)
4位:ディヴィナーレ~倫敦の霊媒師(Divinare / アスモデ)
5位:もっとよせて(Dicht Dran / ニュルンベルガー)
6位:ギルドマスター(Guildhall / ペガサス)
7位:カードクニッフェル(Kniffel – Das Kartenspiel / シュミット)
8位:アサンテ(Asante / コスモス)
9位:エミネント・ドメイン(Eminent Domain / ペガサス)
10位:アンドロイド・ネットランナー(Android Netrunner / ハイデルベルガー)
・Fairplay Online:À la Carte Preis 2013: Hanabi von Abacusspiele
・TGiW:花火