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アエラにボードゲーム記事

朝日新聞出版の週刊誌『AERA(2013年9月16日号)』に、ボードゲーム記事が掲載された。


「スマホ疲れか非電源系 ボードゲームの愉悦」という見出しでボードゲームのファンが増えているという内容。『どうぶつしょうぎ』50万セット超、『会話型心理ゲーム人狼』が発売1ヶ月余りで1万3000セット売れているという。

続いて登場するのは「ボードゲームカフェ渋谷」の様子。年中無休で、平日夜と日曜昼夜にイベントが開催されている。取材日には『バウザック』が遊ばれており、参加者の女性はボードゲームが婚活パーティーでも使われていると話す。

最後に登場したのは会社員兼DJのムードマンさん。非電源系の静かなブームの背景としてスマホ疲れがあるとし、ボードゲームのメリットとして勝つチャンスの均等性、開発費の安さゆえの作家性を挙げ、『むかつく友達、行きたくないパーティー』を絶賛している。

『バウザック』はメビウスゲームズが取り扱っているが現在品切れ中。『むかつく友達、行きたくないパーティー』もゲームストア・バネストが取り扱っているが品切れとなっている。

dot.:スマホ疲れでボードゲーム人気?「むかつく友達」ゲームも
朝日新聞出版:AERA 2013年9月16日号

アエラにボードゲーム記事

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ゲームマーケット:サークルベスト10

ゲームマーケット2013秋(11月4日)の出展サークルが発表になった。春に続いて東京ビッグサイトでの開催となる今回は、一般ブース216、企業ブース41の合計257団体が出展する。もちろん過去最高だが、春の223団体から15%も増加し、7時間という短い時間で見て回るのはますます難しくなっている(1サークルあたり2分弱の計算)。

どの団体に注目するか考えていく上で、過去の作品の評価の高さがひとつの参考になる。そこで、当サイトで2005年から毎回行っている「ゲームマーケット新作評価アンケート」を集計し、4回以上ランクインしたところから、順位の平均でサークルベスト10を挙げてみた。サークル名が変更になったところも、作者で分けている。

1位:骨折ゲームズ
2000年の第1回ゲームマーケットから参加している古株サークル。bone5氏。『大量絶滅(2007)』と『ドナドナ(2010)』で1位を獲得。また『パレード』の英語版が発売されるなど、安定して高い評価を得ている。残念ながら不参加が続いており、復帰が大いに期待される。

2位:操られ人形館
常時次人氏が作品を発表しているサークル。斬新なシステムのカードゲームが多い。『王宮の歩き方(2012秋)』で1位。今回のブース番号は230。

3位:カワサキファクトリー
川崎晋氏が作品を発表しているサークル。『R-ECO』をはじめ作品の多くが海外で発売されている。『カウントダウン2005(2005)』、『クイズ!いいセン行きまSHOW!(2008)』、『シガラミ(2011春)』で1位。ブース番号は319。

4位:OKAZU Brand
林尚志氏が作品を発表しているサークル。Hammer Works時代から活躍しており、海外でも評価が高い。『9Tours(2011秋)』、『Sail to India(2013秋)』で1位。ブース番号は301。

5位:ワンドロー
木皿儀隼人氏が作品を発表している有限会社。『7つの島』『グリモワール』など。ヤポンブランドでいち早く出展したり、ほかのデザイナーや出版社とコラボしたりするなど、フロンティア的な存在となっている。ブース番号は15。

6位:Hammer Works
Hammer氏がユニークなテーマで作品を発表しているサークル。『ほんのきもちです』『シティープラン』など。ブース番号は302。

7位:カナイ製作所
カナイセイジ氏が作品を発表しているサークル。1位を獲得した『ラブレター(2012春)』は海外でも高い評価を得ている。杉浦のぼる氏による版画調のイラストにもファンが多い。ブース番号は619。

8位:みさき工房
美麗なイラストと一風変わったテーマの作品を発表しているサークル。『貴族の時代〜メイドパラダイス〜』『セブンフォース』ほか。ブース番号は19。

9位:遊星からのフリーキック
寺島由人氏が作品を発表しているサークル。意欲的でオリジナリティの高いメカニックの作品が多い。『テラフォーマー』ほか。ブース番号401。

10位:高天原
田邊顕一氏が作品を発表しているサークル。『Guild』ほか。ゲームマーケットの前身であるテーブルゲームフェスティバルで発表された『伊能大図』は英語版が発売されている。ブース番号は229。

新作評価アンケート順位の変遷。20位以内で各年の最高位を集計
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