アンケート:国内外の新作
Q123:ゲームマーケットの新作とエッセンの新作。気になるのはどっち?
A.ゲームマーケット 17票(13%) |
B.エッセンシュピール 93票(72%) |
C.どちらも同じぐらい 19票(15%) |
10月にはドイツ・エッセンでボードゲームメッセ「シュピール’17」が開催され、12月には東京ビッグサイトでゲームマーケット2017秋が開催されます。シュピールでは約1200タイトル、ゲームマーケットでは約300タイトルの新作がお目見えする中、読者の皆さんはどちらに注目しているか尋ねました。
結果、シュピールのほうを注目しているという方がゲームマーケットの5倍以上となり、アンケート時期や新作の点数を考慮しても相当な開きがあることが分かりました。
当サイトではこの結果を受けて、シュピールの新作情報を昨年より多めに発信することにしました。それほど多くは紹介できませんでしたが、評価された作品や、管理人が注目した作品は今後も取り上げていきたいと思います。
11月のアンケートは、ボードゲームデータベースの用途についてです。7月のアンケートでは、どのデータベースサイトを使っているかお尋ねし、読者の過半数がBoardgamegeekを使っていることが分かりましたが、それでは何のために使っているのでしょうか。主な用途と思われる3択を用意しましたので回答をお願いします。それ以外の用途がある場合はコメント欄にご記入下さい。
イクアズ(Iquazu)
縦横でマジョリティー
流れ落ちる滝つぼに宝石を配置し、その数を競うエリアマジョリティーゲーム。1つの宝石が、縦の列と横の列の両方で数を競い、また滝の流れで状況がどんどん変化していくところが面白い。
手番にはカードを出してその色の穴に自分のプレイヤーカラーの宝石を置く。カードを出せる列は5列あり、一列目はカード1枚で置けるが、五列目は同じ色のカードが5枚も必要となる。
全員が1回ずつ手番を行うと、最後の人が水滴コマを一列目の空いている穴に置く。そのうちに一列目の穴が全部埋まると得点計算。このとき縦の列では宝石の多い順に得点、横の列では宝石の一番多い人がボーナスタイルを得る。
得点計算が終わると滝が流れる。一列目は水面に隠れ、二列目が次の一列目、三列目が次の二列目……となる。このギミックを、プラスチックのレールと細長いタイルで表現しているのが素晴らしい。
カードを複数枚出して二列目以降に置いた宝石はしばらく残り、布石になると同時に何回かの得点計算に使えることになる。一列目に置いて直後の得点計算に備えるか、先回りして二列目以降に置いておくかの選択が悩ましい。
何列かの得点計算が終了して、滝が最後まで流れるとゲーム終了。ゲーム中の得点にボーナスタイルの得点を合計して、多い人が勝つ。
4人プレイで45分ほど。ボーナスタイルで手札補充を効率良く行い(通常、手札を補充するには手番を1回休まなければならない)、ボーナスタイルを一番多く確保したkarokuさんが1位。エリアマジョリティーゲームの戦略として「広く浅く僅差で勝つ」というのがあるが、僅差で勝つにはほかのプレイヤーの動きを読みきって先手先手を打っていかなければならない。絶妙な位置取りでタイブレーク勝利を取れるか、ヒリヒリしたインタラクションが楽しめる。
Iquazu
ゲームデザイン・M.フェルトケッター、イラスト・S.ベーム
ハバ(2017年)
2~4人用/10歳以上/50分