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嵐吹き荒れる惑星を開発『マグナストーム』日本語版、12月10日発売

テンデイズゲームズは12月10日、『マグナストーム(Magnastorm)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・ボルドリック&フレンズ、イラスト・M.メンツェル、2~4人用、14歳以上、60~90分、7500円(税別)。
磁気嵐吹き荒れる惑星「マグナストーム」を開発するSFゲーム。ドイツの新人デザイナーチームの作品で、フォイヤーラント・シュピーレ(ドイツ)から今秋発売された。8人の司令官を獲得し、採掘設備を建設し、ミッションを達成して名声を競う。
ゲームはアクションボードのコマを移動させて進める。5つの列があり、ラウンドのはじめには各列に乗組員コマが3~5人いる。手番には、アクションをしたい列の乗組員コマを、列の上部から下部に移動させてアクションを実行する。
またはアクションをせず、上部に残っている乗組員コマの数だけコストを支払い、司令官を配下に置いて特殊能力や得点を手に入れる。ここが一種のダッチオークションになっており、コマが移動していない早い段階で司令官を獲得するには、高いコストが必要になるだろう。上部の乗組員コマが全部なくなったら上下反転して次のラウンドを始める。
アクションは主に、エリアを確保する採掘設備の建設と、ボーナスや得点を上げる研究のパラメーター上げがあり、それぞれのアクションに多彩な選択肢がある。ラウンドごとに磁気嵐が吹き荒れるエリアがあり、そこでは行動を取りにくくなるため、設備のリスク分散も考えなければならない。
規定点に達したプレイヤーが勝者。運良く大量得点ということはなく、勝つためには小さな得点を積み重ねていく必要がある。運の要素はほとんどなく、ほかのプレイヤーの動向に注意しつつ、有効な手をどれだけタイミングよく的確に積み重ねられるかが求められる。
ゲーム終了時には成績によって120枚のほうびカードから1枚を受け取り、次のゲームに使うことができる。これによってプレイヤー間のスキルの違いを平準化するという仕組みだ。
テンデイズゲームズ:マグナストーム
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日本版The One Hundred 2018、『テラフォーミング・マーズ』2年連続トップ

好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が11月30日から12月10日まで行われた。発起人と集計はさとーとしき氏(twitter)。Google Formを使って各自がオールタイムベスト15を投票した。今年の投票者数は340人で、去年(346人)とほぼ同じ人数。
1位は昨年に引き続き『テラフォーミング・マーズ』。2016年に発売され、日本語版は昨年発売されたばかりの新作だが、短命化が進む近年のゲーマーズゲームでは異例の人気が続いている。2位『プエルトリコ』と3位『宝石の煌き』は昨年と同じで不動。続いて今年の世界的代表作『アズール』が4位にランクインした。
新作の最高位は『クアックサルバー』で29位、国産の最高位は今年も『ごいた』で20位。国産は103タイトル中7タイトルと昨年から1タイトル減り、ゲームマーケットでの盛り上がりに反してまだまだ評価が低い状況だ。日本語版の割合は全体の61%(昨年比-5%)、新作の割合は18%(昨年比+3%)。
毎年、このリストをもとに愛好者が所有数とプレイ数をカウントする「ゲーマー度」診断が行われている。まだ遊んだことがないタイトルがあれば、この機会にチェックしてみよう。
【日本版The One Hundred 2018 投票結果】
1(1→):テラフォーミング マーズ 75票 ●
2(2→):プエルトリコ 66票
3(3→):宝石の煌き 58票 ●
4(78↑):アズール 56票 ●
5(9↑):アグリコラ 53票 ●
6(24↑):ガイアプロジェクト 52票 ●
6(5↓):マルコポーロの旅路 52票 ●
8(14↑):サイズ大鎌戦役 48票 ●
9(10↑):コンコルディア 47票
9(7↓):ドミニオン 47票 ●

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