需要と供給のバランスを操作『フューチャー・インク』日本語版、12月上旬発売
DMZゲームズ(スペイン)から2023年に発売された近未来の工業マネージメントゲーム。競合他社に注意をはらいつつ、市場の需要に応じて最適な工場に投資し、在庫を高値で売り抜く。
手番には場のカードを取って工場を建設するか、収入を得るか、製品価格を上下させる。工場建設にはお金のほか、4種類の製品も必要であり、自前で調達できないときは市場から購入しなければならない。これによって、市場で各製品の需要が増加する。
これを3回行ったら、イベントカードによる追加需要を加えた後、工場で生産された製品の販売を行う。ここでは製品価格の低いプレイヤーから販売し、販売するたびに需要マーカーが下がり、需要がなくなったらもう販売できなくなる。これと5ラウンド行い、最も稼いだプレイヤーが勝者となる。
各製品の需要と価格を操作して、工場を安価で増やし、適正価格で売り抜けよう。需給のバランス取り、工場への投資と拡大再生産、運営資金のやりくりといった悩ましさが小箱にぎゅっと詰まっている。
内容物:工場カード 66枚、イベントカード 18枚、タブレット 4枚、メインボード 1枚、需要マーカー 4個、フェイズマーカー 1個、ラウンドマーカー 1個、資金マーカー 4個、資金トークン 6個、スタートプレイヤーマーカー 1個、早見表カード 8枚
指と指を棒でつないで『YUBIBO』11月22日発売
2019年に発売され、ゲームマーケット2020秋で発表された『LINKAGE(リンケージ)』のリメイク。カードの指示に合わせて、指同士に棒をはさみ、落とさないようにする協力バランスゲームで、触手話という盲ろう者のコミュニケーション方法をきっかけに生まれた。
プレイヤーカラーを決め、カードを2枚引いて指示された色・指を棒でつなぐ。人数が増えるにつれてつながり方が複雑になっていく。
リメイクでは、ゲームクリアの難易度をプレイ人数別に調整し、2人専用のルールを追加。スポンジボールを落とさないようにするチャレンジルールもあり、新しい体験ができる。
内容物:スティック 20本、プレイヤーカード 8枚(各1色)、ハンドカード 40枚(各色5枚ずつ)、 スポンジボール 6個(各1色)