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蝶々たちの大移動『マリポーサ』日本語版、11月19日発売

アークライトゲームズは11月19日、『マリポーサ(Mariposas)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・E.ハーグレーブ、イラスト・I.マーヴェリック&M.パケット、2~5人用、14歳以上、45~75分、5800円(税別)
『ウイングスパン』のE.ハーグレーブがデザインし、AEG社(アメリカ)から今夏発売された作品。タイトルはスペイン語で「蝶々」の意味。北アメリカ大陸をメキシコからカリフォルニアまで行き来する「渡り蝶」オオカバマダラの壮大な旅を描く。
ゲームは春、夏、秋の3つの季節にわたって行われ、季節の終了時に得点計算がある。手番には手札のアクションカードをプレイして自分の色のチョウ駒をさせ、止まったマスによって花を集めたり、繁殖したり、生活史カードを獲得して特殊能力を得たりすることができる。
季節の終わりには予め公開されていた目標にそって勝利点が入り、秋が終わったら最終得点計算を行って勝者を決める。目標は全員共通で、チョウ駒の位置や数、集めた花などで入るため、激しい争奪戦が繰り広げられることになるだろう。
内容物:チョウ駒 50個、季節目的カード 20枚、花ダイス 1個、花トークン 120枚、勝利点マーカー 5個、保護区トークン 16枚、地図ボード 1枚、保護区ボード 1枚、能力タイル 6枚、アクションカード 36枚、生活史カード 60枚、ボーナス移動カード 15枚、ルール説明書 1冊
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イノシュピール2020に『ルート』

エッセン・シュピール主催のフリードヘルム・メルツ社は19日、エッセン市と共同で、革新的なボードゲームに贈られる賞「イノシュピール(innoSPIEL)」を発表した。予め発表されていた3作品の中から、『ルート』が選ばれた。

イノシュピールは主にネットで活躍するボードゲームレビュアーやポッドキャスター7人が選考委員となって選ばれており、今年で4年目となる。品質と革新的性格に焦点を当て、信頼できるバイヤーズガイドとなることを目指している。
これまで『マジックメイズ』『クールランニングス』『壁をぬけて』と、キッズ~ファミリー向けのゲームが受賞してきたが、今年はルールが多く時間が長めのゲーマーズゲームとなった。
今年受賞した『ルート』は森の世界「ウッドランド」を舞台に、4つの勢力がそれぞれ異なる目的に沿って勝利点を競うアメリカのゲーム。日本語版は昨年夏に発売されたが、人気で品薄が続く。
授賞告知ページでは「優れた装置とデザインで1つのボードに複数のゲームジャンルを融合させた非対称ゲームとして成功した。戦略ゲームとしてだけでなく、マジョリティゲーム、ユーロゲーム、トレーディングゲーム、デッキビルドゲームとでもある。それぞれの装いで全く異なるプレイとなるが、全てのメカニクスを本当に完璧で芸術的に連動させている」と評価している。
innoSPIEL Winner