カラーで6つのボードゲームのアップ写真が並べられた1ページ目は、国内だけで年間1000程度の作品が発売され、数万人規模のイベントまで開かれているボードゲームの世界へのお誘い。最大の魅力は「実人生さながらに繰り広げられる対戦相手とのリアルなやりとりや駆け引き」だという。
2ページ目はボードゲームカフェ「コロコロ堂」の様子。代表の岩井俊憲氏が「カラオケやボウリングと同じように友人や家族連れで楽しむ方が増えている」と話し、アークライト社長の福本皇祐氏が「一緒に遊ぶことで面白さが伝わっていく」と語る。
【特集】700種類以上のボードゲームが遊べる東京・上野のボードゲームカフェ「コロコロ堂」。11月末に訪れるとマスクをして距離を取りながら多くの人たちがゲームに興じていました。アナログな遊びの魅力を探ります。19日付朝刊「ボードゲーム 盤上に広がる世界」。 #nikkeithestyle pic.twitter.com/Udh4Hr9N3s
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舞台は山形の寺院「洞松寺」へ。当サイト管理人がゲームマーケットで買ってきたばかりの『オボンダービー』を遊んでいるシーンと、近くの公民館で開かれた第6回東北ボードゲームフリーマーケットの様子が掲載された。名古屋大学・有田隆也教授のボードゲーム授業で男子学生の嘘を見抜く女子学生のエピソードや、大阪商業大学アミューズメント研究所の高橋弘徳研究員による古代のボードゲームの話で、普遍的な遊びであることが伝わる。
【特集】山形県長井市にある曹洞宗の古刹、洞松寺の「ボドゲ会」。新作ボードゲームを楽しむ会です。「勝敗はどうあれいい時間を過ごしたと満足できる」のは「皆で幸せに」と説く大乗仏教の教えとも通じると住職の小野卓也さん。19日付朝刊「ボードゲーム 盤上に広がる世界」より #nikkeithestyle pic.twitter.com/ac9dsHWOM5
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【特集】山形県長井市にある曹洞宗の古刹、洞松寺住職の小野卓也さんは大のボードゲーム好き。コレクションを整理するために始めたフリーマーケットは今年で6回目で、なかには4時間かけて来た人も。19日付朝刊「ボードゲーム 盤上に広がる世界」より #nikkeithestyle pic.twitter.com/UGE4XSJZOR
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3ページ目はゲームマーケット2021秋の様子。『ゆらゆらペンギン』のヤブウチリョウコ氏が制作・出展した経緯や、『ラブレター』で大成功を収めたカナイセイジ氏、さらにはバンソウのミヤザキユウ氏、グループSNEの安田均氏、『カタン』の作者K.トイバー氏といった作る側の視点が紹介され、ボードゲームに込められた「声」に耳を傾けることで何倍も楽しくなると締める。
【特集】ボードゲーム作家のヤブウチリョウコさん。大手ゲーム会社で仕事と子育ての両立が難しくなり退職、ひとりでボードゲーム制作を始めました。2019年のデビュー作は「ゆらゆらペンギン」、マーケットにも出展しています。19日付朝刊「ボードゲーム 盤上に広がる世界」より #nikkeithestyle pic.twitter.com/i54Nfg4gXv
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【特集】ボードゲーム作家のカナイセイジさんが2012年に発表した「ラブレター」は世界の20言語以上に翻訳され、2014年日本人で初めてドイツゲーム賞に入賞しました。いまや日本を代表するゲームのひとつです。19日付朝刊「ボードゲーム 盤上に広がる世界」より #nikkeithestyle pic.twitter.com/wCCjnwjxNX
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日経新聞は「日経プラス1」の何でもランキングでたびたびボードゲームを取り上げているが、3面にもわたる大々的な扱いは初めて。年末年始のタイミングで、この記事を見て何か遊んでみようかと思う人が増えることが期待される。そのうち重量級の株ゲーム・経済ゲームも取り上げてほしい。