アメリカ卓上ゲーム賞2025に『キャプテンフリップ』『ザ・ギャング』ほか

アメリカ卓上ゲーム賞(The American Tabletop Awards、以下ATTA賞)委員会は10日、7回目となる今年の大賞を4部門にわたって発表した。ボードゲームを紹介する在米のブロガーやユーチューバーなど11名の委員が選んだ作品は以下の通り。

ATTA賞は、アメリカのボードゲーム市場が急速に拡大する中、ドイツ年間ゲーム大賞やアスドール・フランス年間ゲーム大賞のような一般向けの賞を目指して2019年に創設された。

対象は英語ルールがあること、現物があること(プリント&プレイ版などでないこと)、前年に初版でリリースされたこと、小売またはクラウドファンディングが条件で、4つの部門について委員が5タイトルまでをランキングを付けて推薦し、これを集計して決定する。昨年は『ブロブパーティ』『シーソルト&ペーパー』『サンダーロード:ヴェンデッタ』『白鷺城/ホワイトキャッスル』が選ばれている。

アーリーゲーマー(初心者)部門の『キャプテンフリップ』は袋から引いた船員タイルを1回だけ裏返しできるタイル配置ゲーム。ドイツ年間ゲーム大賞にもノミネートされた。カジュアルゲーム部門の『ザ・ギャング』はテキサスホールデムポーカーのルールを用いた協力ゲーム。ストラテジーゲーム部門の『レッツゴー・トゥ・ジャパン』は日本の名所を回る観光ゲームで、コンプレックスゲーム部門の『フロマージュ』はフランスでチーズ作りの腕を競うゲーム。日本語版はいずれも発売されていない。

推薦・ノミネートで日本語版が発売されているのは、カジュアルゲーム部門推薦の『キャプテンリノXXL』、同ノミネート『モンキーパレス』、カジュアルゲーム部門推薦の『リバー・バレー:ガラス工房』『ファラウェイ』、同ノミネート『クロノロジック:パリ1920』、ストラテジー部門ノミネートの『スレイ・ザ・スパイア:ボードゲーム』、コンプレックスゲーム部門推薦の『SETI:地球外知的生命体探査』、同ノミネート『ブラックフォレスト』。

【アメリカ・テーブルトップ賞2025】
アーリーゲーマー部門:キャプテンフリップ(Captain Flip)

推薦:フリップ7(Flip 7)、キャプテンリノXXL(Captain Rhino XXL)
ノミネート:注意看板(Caution Signs)、モンキーパレス(Monkey Palace)

カジュアルゲーム部門:ザ・ギャング(The Gang)

推薦:リバー・バレー:ガラス工房(River Valley Glassworks)、ファラウェイ(Faraway)
ノミネート:クロノロジック:パリ1920(Kronologic: Paris 1920)、キャッスルコンボ(Catsle Combo)

ストラテジーゲーム部門:レッツゴー・トゥ・ジャパン(Let’s Go! To Japan)

推薦:リバーオブゴールド(River of Gold)、リバース(Rebirth)
ノミネート:クリーチャーキャラバン(Creature Caravan)、スレイザスパイア・ボードゲーム(Slay the Spire: The Board Game)

コンプレックスゲーム部門:フロマージュ(Fromage)

推薦:SETI:地球外知的生命体探査(ETI: Search for Extraterrestrial Intelligence)、アルクス(ARCS)
ノミネート:ブラックフォレスト(Black Forest)、アンドロメダズエッジ(Andromeda’s Edge)

The American Tabletop Awards:2024 American Tabletop Award Winners

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