キャッチアップゲームズ(フランス)から昨年発売されたカードゲーム。エッセン・シュピールのスカウトアクション(ファミリーゲーム系)で1位、フランス年間ゲーム大賞中級部門大賞、ゴールデンギーク賞ライト級部門/イノベーティブ部門ノミネートと高い評価を得ている。神秘の大陸を歩いて住民の望みに応え、名声を集める。
3枚の手札から一斉に1枚を公開して自分の前に1列に並べる。カードには番号がついており、数字の小さいプレイヤーから場から補充する。これを繰り返して各自8枚並べたら得点計算となる。
各カードには必要なリソースと報酬が描かれているが、このゲームの最大の特徴は、最後に置いたカードから逆順に見ていくことで、目標を先に、必要な条件を後に揃えていくことになる。
カードを昇順に置くことでもらえる聖地カードは、追加のリソースと名声をもたらすが、昇順にばかりこだわると高得点のカードに必要なリソースを集められなくなってしまうかもしれない。また、数字の大きいカードを出すと補充が後になるため、ほしいカードが取れない恐れもある。8枚のカードを並べるだけなのに、悩みどころいっぱいのゲームだ。
通常版のオレンジ箱の他に、パッケージ違い(内容物は同じ)で青・黄・緑の3種類が同時発売となる。
内容物:地域カード 68枚、聖地カード 45枚、得点記録用紙 1冊、ルールブック 1冊
ファラウェイ(Faraway / Goupy, Lebrat / Catch Up Games, 2023)
出した数字の小さい順に場から補充して、8枚並べたら逆順に解決。そのカードより後に出されたカードで条件を満たしていたら得点。昇順に置くともらえるボーナスカードを条件達成や得点アップに結び付けられるかがカギ#超新作体験会 pic.twitter.com/Y0XerWqyIw— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) April 27, 2024
ファラウェイ(Faraway / Goupy, Lebrat / Catch Up Games+Engames, 2023)
配置したのと逆順に解決するという独特なメカニクスで、遊びやすく奥が深い。集めているアイコンが取れる/引けるとは限らないが、次善の策、次々善の策と数段構えで組み立てていくのがコツかも。 pic.twitter.com/m72LW72g5u— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 25, 2024