『宝石の煌き』『マジェスティ』のM.アンドレがデザインし、スタジオH(フランス)から今春発売された。中世の領主たちが、領地を開発して富を築くドラフト&セットコレクションゲーム。
場には区画タイルが4列に並んでおり、『キングドミノ』方式で番号の小さいタイルに領主コマがいるプレイヤーから手番を行う。手番には領主コマを次の列のいずれかのタイルの上に置き、移動元のタイルを取って自分の領地(プレイヤーボード)の対応する区画に配置すると、その区画の効果と収入が入る。
8種類ある区画の効果は、農場なら農夫アイコンの数だけ収入、城壁なら区画タイルの予約、兵舎なら城壁が自分より弱いプレイヤーのタイル除去、村など除去したタイルの再建などで、その区画にタイルが増えるほど強くなるが、ゲーム終了時にはタイルが1枚もない区画は減点になってしまう。登場するタイルは常に3ラウンド先までが公開されているので、他プレイヤーの狙いも見据えて、自分が集めたいタイルを確保しよう。
各プレイヤーが1手番行うと1ラウンドが終了し、4ラウンドごとにイベントが起こる。イベントでは臨時収入もタイル除去もあるが、予めわかっているので、イベントを前提としたゲームの進め方ができる。16ラウンドでゲーム終了となり、所持金で勝敗を決める。
内容物:領地ボード5枚、領主駒5個、偵察駒5個、区画タイル84枚、ボーナストークン16個、所持金トークン112個、イベントカード15枚、ルールブックほか