「スリムでポータブルな箱をスライドして、いつでも気軽にアナログゲームが遊べる」というコンセプトのファンブリックシリーズの最新作は、2タイトル続けて川崎晋氏のリメイク作品となった。『ギシンアンキの塔(ギシンアンキノトウ)』は2012年、『ワンダーボウリング(ギリギリボウリング)』は2009年の発表。コンポーネントをグレードアップしつつ、シリーズ共通のコンパクトな箱に収めた。
『ギシンアンキの塔』は裏の裏、裏の裏の裏をかきあう2人用ゲーム。向かい合う2人の間には宝石が埋め込まれた6本の塔があり、相手の側は見えない。自分の知っている情報と、相手の行動から推理して、より価値の高い塔を取るが、推理だけではなく、価値の低い塔を高い塔と見せかけるブラフもかけられる。
内容物:塔 6本、袋 1点、プレイヤーコマ 2個、マーカー 10個、ポイントチップ 5個、サマリーカード 2枚、数字シール 1枚、ルール説明書 1枚
『ワンダーボウリング』は箱をスティックで横から叩いてピンを倒すボウリング。1本だけ残ればストライクで、全部倒してしまったらペナルティとなる。ほかに自分の手持ちのターゲットチップの数字のピンを残すチャレンジもあり、角度と強さで手先の器用さが問われる。
内容物:ピン 10個、ターゲットチップ 16枚、ストライクチップ 12枚、ボールスティック 1本、ルール説明書 1枚
ギシンアンキの塔(Tower of Doubt / Kawasaki / itten)
それぞれ塔のこちら半分しか見えない中でより良い塔を2本ずつ選んで勝負。最初に1本ずつ見て、相手の駒の置き方を頼りに推理するが、相手の上にも置けるため、良くない塔に駒を置いてブラフをかけられる。最大5回戦うが、その度に展開が違う pic.twitter.com/ChZUKbGVbJ— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 12, 2023
ワンダーボウリング(Wonder Bowling / Kawasaki / itten)
箱の上に載せたピンを、箱の側面を叩いて倒す。1本だけ残ればストライクでタイルを裏返す。何本か残ってもその数のタイルを持っていれば裏返せる。全部裏返したら勝ち。修練するとコントロールできるようになるらしい#超新作体験会 pic.twitter.com/Hn01cMhOgr— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 12, 2023