ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で17回目。英語圏を中心とするボードゲームギークのユーザー層を反映して、大賞はゲーマーズゲームが選ばれる傾向にあったが、一昨年から大賞をライト・ミドル・ヘビーに3分割した。昨年の受賞作はそれぞれ『カスカディア』『ザ・クルー:深海に眠る遺跡』『アーク・ノヴァ』。
ライト級の大賞に選ばれた『キャットインザボックス』は、カードを出すときにスートを決める日本発のトリックテイキングゲーム。イノベーティブ部門でも大賞に選ばれている。ミドル級の『ヒート』はデッキを構築して臨むカーレースゲームで、テーマチック部門を制し、イノベーティブ部門で次点に入っている。日本語版はホビージャパンから発売中。ヘビー級の『カーネギー』はアメリカを舞台にした社員マネージメントゲームで、日本語版は数寄ゲームズから発売されている。
その他の部門賞は以下の通り。昨年の『スリーピング・ゴッズ』や『オース~帝国と追放者の年代記~』のように例年、多部門に入賞数する作品があるが、今年は最大で3部門入賞とばらけている。
【ゴールデンギーク賞2022】
2人ゲーム:宝石の煌きデュエル(Splendor Duel)
次点:ウイングスパン・アジア(Wingspan Asia)、アンドーテッド・スターリングラード(Undaunted: Stalingrad)
アートワーク&プレゼンテーション:フレイムクラフト(Flamecraft)
次点:エバーデール:コンプリートコレクション(Everdell: The Complete Collection)、ワンダーランドの戦い(Wonderland’s War)
協力ゲーム:リターン・トゥ・ダークタワー(Return to Dark Tower)
次点:オースウォーン:ディープウッドへ(Oathsworn: Into the Deepwood)、ISSバンガード(ISS Vanguard)
拡張:デューン砂の惑星:イックスの新興(Dune: Imperium – Rise of Ix)
次点:ウイングスパン・アジア(Wingspan Asia)、デューン砂の惑星:インモータリティ(Dune: Imperium – Immortality)
イノベーティブ:キャットインザボックスDX版(Cat in the Box: Deluxe Edition)
次点:チューリングマシン(Turing Machine)、ヒート(Heat: Pedal to the Metal)
ライト級大賞:キャットインザボックスDX版(Cat in the Box: Deluxe Edition)
次点:宝石の煌きデュエル(Splendor Duel)、ロングショット:ザ・ダイスゲーム(Long Shot: The Dice Game)
ミドル級大賞:ヒート(Heat: Pedal to the Metal)
ノミネート:ワンダーランドの戦い(Wonderland’s War)、フレイムクラフト(Flamecraft)
ヘビー級大賞:カーネギー(Carnegie)
次点:オース:エンドレスウィンター:パレオアメリカン(Endless Winter: Paleoamericans)、ジョンカンパニー第2版(John Company: Second Edition)
パーティゲーム:レディセットベット(Ready Set Bet)
次点:ロングショット:ザ・ダイスゲーム(Long Shot: The Dice Game)、ブラッド・オンザ・クロックタワー(Blood on the Clocktower)
プリント&プレイ:アクアマリン(Aquamarine)
次点:ウッドクラフト:ロール&ライト(Woodcraft: Roll and Write)、ある旅人の物語(A Wayfarer’s Tale)
ソロゲーム:チューリングマシン(Turing Machine)
次点:レジスト(Resist!)、ニモの戦い究極版(Nemo’s War: The Ultimate Edition)
テーマチックゲーム:ヒート(Heat: Pedal to the Metal)
次点:ワンダーランドの戦い(Wonderland’s War)、ジョンカンパニー第2版(John Company: Second Edition)
ウォーゲーム:アンドーテッド・スターリングラード(Undaunted: Stalingrad)
アプリ:エバーデール(Everdell)