オリジナルはメガコーピンゲームズ(スペイン)から2017年に発売された作品。英語版はキックスターターを通して2019年に発売されている。カードの組み合わせによって遊ぶたびに真相が変わるミステリーと捜査のカードゲーム。
プレイヤーはウォルトン氏に招かれた探偵として、ウォルトン氏の殺人事件の真相を探る。毎ゲーム、200枚以上あるカードから指定された番号のカードを70枚抜き出して「事件」のデッキを構築し、各プレイヤーに6枚ずつ配る。手番にはゲストか部屋を選び、他のプレイヤーの提示したカードの重要度に応じて手札を交換する。
得られた情報は自分の捜査シートに記入していき、「犯人」「凶器」「動機」「共犯者の有無」「共犯者の動機」が明らかになったと思ったら事件解決に挑戦。アプリに解答を入力して正解すれば勝利となる。不正解でも正解は教えられないのでゲームに復帰できる。手札を3枚捨て、6枚になるまで補充して次のプレイヤーの手番となる。
ルールブックでは難易度に応じて30通りの組み合わせが掲載されているが、理論上は3600通りにもなり、さらにそれぞれの真相は数千通りのカードの組み合わせから推理できる。誰よりも早く事件の謎を解くには、真の推理能力が試される。また、ソロモードではミステリー小説を読むように、1人でじっくり事件解決に取り組むこともできる。
(写真は英語版)
『厄介なゲストたち(Awkward Guests)』
他のプレイヤーと交換したカードを捜査メモに記入して犯人と凶器と動機を推理。記入の仕方が書いてあるので整理しやすいが、イージーモードでも推理は容易ではない。今回も6人中3人目でやっと正解が出た。 pic.twitter.com/NsbqerNvUA— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) October 16, 2022