ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品『カール大帝(2000)』をクラニオクリエーションズがリメイクして昨秋発売した作品。ゲームが進むにつれて合体していく空の浮島に、魔法使いの学校が生徒を送り込み、覇権を争う。
手番には、カードを1枚プレイして生徒コマを4つを島と影響力に割り振る。それから母なる大地コマを一定数進め、降り立った島で影響力の最も大きいプレイヤーは自分の塔を建てることができる。生徒コマは特定のプレイヤーのものではなく、色ごとに影響力の大きさに基づいて誰に属するかが決まるという二重のエリアマジョリティがゲームのポイント。
同じプレイヤーが隣接する島を支配すると島同士が合体する。島に置かれたコマはそのまま置かれ続けるが、危ういバランスであれば逆転されるかもしれない。島が3つになるか、生徒がなくなるか、誰かが塔を全て建てきったらゲーム終了で、塔の数で勝敗を決める。
『カール大帝』のプレイ時間60分からスピーディにバランス調整されたほか、キャラクタースキルのあるエキスパートモードや、チームプレイモードなど3種類のゲームモードも追加。美しいイラストとともに、新しい楽しみ方ができる。