Saashi & Saashiがゲームマーケット2018春に発表した『バスルートをつくろう』を今年イエロ社(フランス)がリメイクし、逆輸入で日本語版が制作された。Saashi & Saashiの作品が逆輸入で日本語版になるのはDLP社(ドイツ)による『コーヒーロースター』に続く2タイトル目。マップを京都からニューヨークとロンドンに変え、中央ボードが書き込み式からコマ配置式になった。
フリップ&ライトで、カードに記されたパターンでボード上のバスルートを延ばし、多くの乗客が乗ってくる場所と、名所やオフィスを通りつつ、各プレイヤーごとに決められた地点をつなぐ。乗客は高齢者・学生・サラリーマン・観光客がおり、それぞれ目的地が異なる。
指定されたパターンを変えたり、すでに他のプレイヤーが路線を作ったところに行くと渋滞になったりすると失点だが、そうせざるを得ない場合、そうしたほうが得になる場合があって悩ましい。フリップ&ライトゲームにありがちなインタラクションの薄さも、共通のボードで路線を引くことで絡めるようになっている。バッキンガム宮殿やウォールストリートなどの有名スポットも登場し、旅行気分を楽しめるだろう。
Saashi & Saashi:ゲット・オン・ボード:ニューヨーク&ロンドン日本語版
(写真は英語版)