36回目を迎え、ボードゲーム・カードゲームメインとしては世界最大のイベント。出展者数も昨年の1100団体から1150団体(50カ国)に増え、新作は1400タイトル以上、会場面積も72000㎡から80000㎡へと大幅に拡大。今年は韓国、台湾、フランス、イギリス、インドネシアからの出展者が共同でブースを開く。さらに今年はボードゲームの国際市場についてパネルディスカッション「ドイツと世界は未来にどのように遊ぶのか」が開かれる。
開会に先立って水曜日に行われた記者会見では、今年のトレンドとして「協力ゲーム」の新作が増えているといい、プレイヤーの決定によってルールやコンポーネントが変わる「レガシーゲーム」も注目されるとした。『ウンコアラーム(マテル)』と『うんちしたのはだれよ!(ペガサス)』では紹介した主催のD.メツラー氏が「またクソゲー」と笑いを誘う場面も。
ドイツのボードゲーム出版社協会は先月までの8ヶ月間でボードゲームの売上が前年比16%、ファミリーゲームについては33%の増加であったことを報告。自宅でひとりで過ごす生活パターンが増えている昨今、社会的なつながりを作るものとしてボードゲームの可能性が見直されているとした。
・Internationale Spieltage SPIEL’18