2002年にウィニングムーヴズ社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた『クランズ(Clans)』を、ズィーマンゲームズ(カナダ)が今年、ファンタジー世界を舞台にしてリメイク。プレイヤーは精霊となって、自分の正体を隠して同じ色のドルイドを集め、得点を競う。
はじめ5色から自分の色が指定され、その色のドルイドが一番得点を多く集めるようにゲームを進める。手番には1つのマスにいるドルイドコマを全部、隣接するマスに移すだけ。こうして周囲のマスにドルイドがいなくなったら得点計算を行う。そのマスにいるドルイドに得点が入るが、全色揃うと1個ずつ除去されてしまう。また、マスによって完成させるとボーナスが入ったり、0点になったりするところもあり、上手に利用したいところだが、あからさまにやると自分の色がばれてしまうだろう。
ゲーム終了時、プレイヤーは自分の隠された正体を明かし、最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利する。ほかのプレイヤーの色が何か読みつつ、1位の色をほかのプレイヤーと協力して追い落としたり、そう見せかけて裏をかいたりと、ブラフの要素もある戦略ゲーム。幻想的なアートワークと、プラスチック製のドルイド駒がゲームを盛り上げる。
内容物 プラスチック製ドルイド駒60個、プラスチック製マーカー5枚、ゲームボード1枚、儀式カード12枚、精霊カード5枚、ルールブック1冊