オーストリアゲーム賞2018に『イスタンブール:ダイスゲーム』

ウィーン・ボードゲーム・アカデミー(D.デ・カサン代表)は25日、今年のオーストリアゲーム賞「シュピール・デア・シュピーレ」(Spiel der Spiele)を発表し、『イスタンブール:ダイスゲーム(Istanbul – Das Würfelspiel)』が大賞に選ばれた。このほか、キッズ・ファミリー・フレンド・フリークの4つの部門でヒットゲームが発表されている。


オーストリアゲーム賞は、選考委員が予め候補作を絞り込み、最終的にゲーム経験の少ない人に遊んでもらってその評価で決めている。コアな愛好者が選ぶことが多いゲーム賞の中で、広く遊びやすい作品を選んでおり、ドイツ語圏のショップではドイツ年間ゲーム大賞に次いで影響力の大きい賞とされる。
『イスタンブールダイス』はドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した『イスタンブール』のダイスゲーム版として昨年、ペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売され、日本語版は今年1月にホビージャパンから発売された。5個のダイスを振り、出たアイコンと、それまでに蓄えた商品マーカーを使ってルビーを集めるゲーム。プレイ時間は『イスタンブール』から20分ほど短縮され、この賞がターゲットとする全てのボードゲーム愛好者が楽しみやすいものとなっている。
このほか、キッズ、ファミリー、フレンド、エキスパートの4部門で「ヒットゲーム」が3~4タイトル挙げられている。また大賞のほかにお薦めの特別賞として、スマホやタブレットの指示でクイズやミニゲームに挑戦する『インタラクション』が選ばれた。
【オーストリアゲーム賞2018】
大賞「シュピール・デア・シュピーレ」
イスタンブール:ダイスゲーム(Istanbul – Das Würfelspiel / R.ドーン / ペガサスシュピーレ)
キッズ部門ヒット
シュララフィアのサル(Schlaraffen Affen / シュミットシュピーレ)
スピードカラーズ(Speed Colors / ゲームファクトリー)
サンゴ礁の深海(Tief im Riff / アミーゴ)
ファミリー部門ヒット
アズール(Azul / ペガサス)
サラマンバ(Salamamba / ピアトニク)
ウッドランド(Woodlands / ラベンスバーガー)
フレンド部門ヒット
5ミニットダンジョン(5 Minute Dungeon / コスモス)
バニーキングダム(Bunny Kingdom / イエロ)
クアックザルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg / シュミット)
フリーク部門ヒット
テラミスティカ・ガイアプロジェクト(Gaia Project / フォイアーラント)
ヘブン&エール(Heaven & Ale / エッガートシュピーレ)
パルサー2849(Pulsar 2849 / チェコゲームズ出版)
特別賞
インタラクション(Interaktion / ルディゲームズ)
Brettspielbox: 18. Österreichischer Spielepreis