仙台のボードゲームカフェ「タンブリングダイス」4月3日オープン

タンブリング・ダイス(1)4月3日(月)、仙台市内にボードゲームカフェ「タンブリングダイス」がオープンする。3月中はプレオープンだったので訪問してきた。
仙台駅前に広がる繁華街を抜けて、少し落ち着いてきたビルの2階。肴町公園の前、カフェや美容室が点在する一角にお店はある。地下鉄なら東西線で仙台駅から一駅、「青葉通一番町」から徒歩4分の好立地である。近隣には有料駐車場も多く、自動車で来ても困らない。
お店に入るとたくさんのボードゲームがディスプレイされている。貸し出し用だけでなく、メビウスゲームズやニューゲームズオーダーを中心に70~80種類揃えた販売コーナーもあった。
テーブルは4人がけが5卓と、カウンターが4席。合わせて26人ぐらいが入れるぐらいの空間である。大きい窓とテーブルへの直接照明が狭さを感じさせない。オーナーの個性をわざと出さず、安っぽくなく、かといって高級すぎず、フラットな感じを心掛けたという。店内には凝った音響設備からマイルス・デイヴィスのスロージャズが静かに流れている。

コーヒーは豆専門店の協力で、冷めても美味しいブレンドを提供。また輸入ビールやカクテルなどアルコール類も用意されている。食事はホットサンドやデザート盛り合わせなど。アイスクリームとティラミスとワッフルのデザート盛り合わせは、これだけで幸せになれる。
店名「タンブリングダイス」は、同名のダイスゲームから取ったものかと思いきや、ローリングストーンズのナンバーから来ているという。しかし実際、地元のサークルがこのゲームを開店前に寄付して、どちらが元か分からなくなった。落ち着いた雰囲気の店内だが、ひとたびゲームが始まればたくさんのダイスが転がるように賑やかになるだろう。
仙台の人気ラーメン店を経営していたオーナーがボードゲームを知ったのは昨年の7月。友人が経営している飲み屋でドイツゲームの存在を知り、都内のボードゲームカフェや地元のボードゲームサークルに顔を出すようになった。管理人が行っている山形の「お寺でボードゲーム」にも2回参加して頂いている。当初は新しい趣味として楽しんでいたが、都内のボードゲームカフェを何軒か見て歩くうち、ビジネスとして成立することを知り、開店を決意。11月には法人を立ち上げ、物件を探し、内装を工事して、開店するまでわずか半年というスピードである。
地元のボードゲームサークルに参加するうちに、愛好者だけでなく創作ゲームサークルとも知り合う。店内には、宮城県内で活動する「楠本舗」と「ゆるあーと」の作品が特別棚で販売されていた。

今後は輸入ゲーム販売だけでなく、こうしたサークルとコラボしたボードゲームのプロデュース、中古ゲームの売買、独自輸入などを行い、仙台から日本全国に発信することを目指す。ボードゲームカフェという枠を超えて、愛好者だけでなくボードゲームを知らないたくさんの方々への広がりが期待される。
タンブリングダイス
宮城県仙台市青葉区大町1-4-14 建装ビル2F
TEL.022-226-7125
地下鉄青葉通一番町駅徒歩4分
平日15:00~24:00、土日祝12:00~24:00
平日1時間400円(最大1200円)、土日1時間500円(1500円)
ウェブサイト

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