オリジナルはジェンXゲームズ(スペイン)から2009年に発売された作品。人狼が住む森に迷い込んだ人間たちと、血筋を絶やすまいとする人狼の戦いを描く。
プレイヤーの1人が「人狼」、それ以外のプレイヤーを「人間」のチームに分けてゲームを開始する。人狼の目的は仲間を増やし、人間たちを森から脱出させないこと。人間の目的は脱出の手がかりを見つけ出し、出口を見つけ助けを呼ぶこと。人狼との戦闘で負傷してしまった人間は、夜になると人狼になってしまうかもしれない。そうなる前に森から脱出するか、見捨てるか、それとも仲間を信じるかはプレイヤーの判断次第。刻々と迫るタイムリミットの中でプレイヤー達の思惑が交錯する。
はじめに人間側プレイヤーが同時にアクションカードを出し、順番に探検や移動などのアクションを行う。探検結果は付属のペンで地図パッドに書き込む。次に人狼側プレイヤーがアクションポイントを使って移動したり人間に攻撃したりする。これを交互に繰り返し、夜になると人狼に攻撃されたプレイヤーは一定の確率で人狼になり、以降人狼としてゲームに参加することになる。
パラメータの異なる登場キャラクターと、ヘックスのモジュラーボードで展開は毎回変わり、人間側、人狼側それぞれの駆け引きが楽しめる作品だ。
・ふうかのボードゲーム日記:満月