あちら立てればこちら立たず
各自9枚のタイルを並べてスタート。山札からお題カードをめくると、9枚の絵柄が描いてあるので、それと同じように自分のタイルを並べ替える。最初にできた人がお題カードをゲットし、次のお題へ。こうして一番多くお題カードを集めた人が勝つ。
ポイントは9枚のタイルに表裏があるところ。ただ並べ替えるだけではなく、表にしたり裏にしたりしなければならない。マークが足りないときは、合っているタイルをいったん崩して、その裏面を使わなければいけないこともある。
そのためゲームが始まるとみんな大慌て。「ない、ない!」「このタイルの裏だったかな?」「1つ足りなーい!」タイルの裏表を記憶していく冷静さが求められる。ゲーム終盤は、みんながそこそこタイルの裏表を覚えてきて、終わるのがどんどん早くなる。このスピード感がたまらない。
じっくり考えたり悩んだりするものではないが、ほかのことを考えていると後れを取るので夢中になれる作品だ。
ナインタイル
J.C.ペリン/オインクゲームズ(2015年)
2~4人用/6歳以上/10~15分