カルカソンヌ:スターウォーズ(Carcassonne: Star Wars Edition)

乗り込んでダイスバトル
カルカソンヌ:スターウォーズ
先日封切られたばかりの『スターウォーズ:フォースの覚醒』は、10年ぶりのシリーズ新作で話題となっている。ドイツでは、名作『カルカソンヌ』の舞台を宇宙にした作品が秋に発売された。
タイルを配置して、そこにコマを置き、つながったら得点するという基本は同じ。得点源は交易ルート(=街道)、アステロイド(=都市)、惑星(=修道院)があり、草原に当たるものはない。得点したところに紋章(反乱軍、帝国軍、賞金稼ぎ)があれば2点が追加される。
しかしさすがスターウォーズ。平和には得点できない仕組みがある。惑星(=修道院)に隣接する8マスにタイルを置いたとき、その惑星にほかのコマがあってもコマを置いて乗り込むことができる。こうしてひとつの惑星に2つのコマが置かれたら、何とダイスでバトルするのである。
ダイスバトルは、通常のコマで1個、大きめのコマで2個、その惑星に自分の所属する紋章(各プレイヤーは、ルークやダースベイダーなどのキャラクターが割り当てられている)があれば+1個のダイスを振る(ただし最大3個)。そして負けた方は、コマを戻さなければならない(振ったダイスの数だけ得点をもらえる)。
このダイスバトルは、2つの交易ルートやアステロイドが後からつながった場合にも起こる。通常の『カルカソンヌ』であれば得点を分けあったり、コマの数で決めたりする部分が、ダイスで決着をつけるのが熱い。
そんなダイスバトルがやりたくていろいろな人に喧嘩を売ってみたものの肝心のダイス目が振るわず最下位。『カルカソンヌ』で修道院をたくさん引くと有利だったのが、乗り込んできてダイスバトルができるようになったことでまた別の展開が楽しめる作品となっている。
Carcassonne: Star Wars Edition
K.J.ヴレーデ/ハンス・イム・グリュック(2015年)
2~5人用/8歳以上/35分

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