ホビージャパン、9月の輸入リストを発表(2)

ホビージャパンは9月発売予定の輸入ゲームリスト5タイトルを発表した。英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。8月の14~17日にアメリカ・インディアナポリスで行われたゲームイベント「ジェンコン」で発表されたばかりの新作で、発売時期は9月中旬から下旬となっている。
ルーナシィ (Loonacy)
A.ルーニー作、ルーニー・ラブス(アメリカ)、2~5人用、8歳以上、5~10分、2000円(税別)
7枚の手札をいち早くなくすことを目指すカードゲーム。プレイヤー人数によって数が変わる場札と同じアイコンがあるカードを出すことができる。カードに描かれているアイコンは2種類で、全プレイヤーがもう出せない、もしくは出したくないと思ったら山札から1枚追加される。ゲームに進行は同時にリアルタイムで、素早いパターン認識力が試される。
インスピレーションと流れを読む力も必要な、お手軽スピーディーなカードゲームだ。※河原隆一氏とは無関係です。
ルーナシィ
キメラ(Chimera)
R.H.アンダーソン作、ズィーマンゲームズ(カナダ)、3人用、13歳以上、45分、2400円(税別)。
『ティチュー』や『大富豪』にヒントを得た3人専用のカードゲーム。毎回手札が配られたら、プレイヤーのうち1人がキメラとなり、残りの2人はキメラハンターとして協力してキメラを退治する。
キメラになるのは点数をビッドして勝ったプレイヤーで、残りの2人は手札を同時交換。プレイはキメラから始まり、手札を可能な組み合わせで出し、続くプレイヤーは同じ組合わせのより強いカードを出していき、2人続けてパスされたら一手番終了で、出されたカードを獲得する。得点はビッドした点数や使ったカードで決まり、キメラかハンターかで点数の条件が異なる。
伝統的な人気ゲームを3人専用にチューンした、中華的なアートワークも美しいカードゲームだ。
ドラゴンスレイヤー (Dragon Slayer)
D.モウティマー作、インディーボード&カード(アメリカ)、2-5人用、14歳以上、15分、1800円(税別)。
キックスターターで目標金額5000ドルのところ66000ドルを集めて製品化されたダイスゲーム。どこまで自分の運を試すか、限界に挑む。戦士のダイスがなくなってしまわないうちに、ドラゴンを探し出し、屠らなければならない。どこで冒険をやめるかはプレイヤーの判断にゆだねられており、戦士のダイスが尽きてしまったらこの冒険でドラゴンを屠ったという名声はなかったことになってしまう。
待ち構えるのは最弱のブルードラゴン、グリーンドラゴン、最強のレッドドラゴン。他の冒険者に先んじて、最も名声を得るのは誰か? どこまで自分の運を信じるのかを試されるシンプルなゲーム。

ウサギとカメ (The Hare & the Tortoise)      
G.キム作、イエロ(フランス)、2-5人用、7歳以上、20分、3800円(税別)。
『三匹のこぶた』『バーバ・ヤーガ』に続く物語&ゲームシリーズ第3弾。物語の後日譚で、カメとウサギのリベンジマッチが行われることになった。さらにこの一大イベントに我こそはという者たちが集い、オオカミとキツネとヒツジまで競争に加わり、世界最速の座を競う。
プレイヤーは密かにどの動物が勝つのかに賭けて、レースを応援する。動物はそれぞれ、カードを使った枚数によってどれだけ進むのか、性格が異なっており、誰がどの動物にどんな応援をしたのかは重要なヒントとなる。はたしてどの動物が勝つか。子どもだけでなく、大人も本格的なレースゲームとして楽しめる。
グランオクトパスの夜(Night of the Grand Octopus)
F.モラード作、イエロ(フランス)、3-5人用、7歳以上、20分、4800円(税別)。
コミカルなアートワークのブラフ&読みゲーム。偉大なる「オクトパス様」に選ばれし者としてカルト教団を立ち上げたプレイヤーは、密かに自分の配下のカルト信者と眷属を、大学のどこに差し向けるのかを計画して、大学の部屋から儀式に必要な構成要素を奪い合う。相手の派閥の裏をかき、最初にグランオクトパス様を召喚できるのはどの派閥か。
毎ラウンド、自分の信者やモンスターをどこに配置するか決めて一斉に公開する。ほかのプレイヤーと場所がかぶっていなければ、その場所の構成要素を得ることができる。かぶっていたら、交渉するか、さもなければ構成要素を減らされてしまう。またモンスターと信者が重なっていると、信者を抹殺できる。相手が何を狙っているのか見極め、裏をかいて行動しよう。

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