本物かと思ってしまう
自走するゴキブリの進路をコントロールして、自分の穴に導くキッズゲーム。2013年のドイツ年間キッズゲーム大賞推薦リスト入り作品。
自走するゴキブリは「ヘックスバグ・ナノ」を用いている。電動の微振動でムカデのようなゴム製の足が動くおもちゃで、国内ではタカラトミー社が扱っている。ランダムに方向転換するので、行き先が読めないところがポイントだ。
ボードは回転するフォーク、ナイフ、スプーンが設置されており、決められたかたちにセットする。中央にゴキブリを置いてスタート! スイッチを押すとものすごい勢いでゴキブリが走り始める。
自分の番にはサイコロを振って、出た目のバーを90度回転させる。これで進路を変更して、自分の穴にゴキブリを近づけるのだ。しかし、ゴキブリは気まぐれ。あっちに行ったかと思ったら、途中で戻ってきてしまったり。ちなみにバーを回転させるとき、ゴキブリを押したりしてはいけない。ゴキブリの行き先は、神のみぞ知る。3回入った人の勝ち。このほか、入った人の負けというヴァリアントルールもある。
子供たちとプレイ。だんだんどこを回せばいいのか子供たちは理解してきたが、ゴキブリは思い通りに進んでくれない。そのため、いくつかのルートを開拓しておいたほうがよさそう。ゴキブリから比較的離れたところを回すことが多かった次女の勝利。大人だったらきっと、お互いの道を塞ぎあって激しい妨害合戦が繰り広げられることだろう。
Kakerlakak
P.P.ヨーペン/ラベンスバーガー(2013年)
2~4人用/5歳以上/15分
国内未発売