集まりすぎて折れる
サバンナ地帯に多く分布するバオバブの木は、動物たちの憩いの場である。このバオバブの木の上にカードを崩さないように重ねていくオーストリアのアクションゲーム。今年のドイツ年間キッズゲーム大賞で推薦リストに入った。カードによって、置き方にルールがある。
最初にセットするバオバブの木は、タイルを組み合わせて作る。幹の上にのった台はあまり広くない。
カードを全員に同じ枚数くらいずつ配り、各自の山札にしてスタート。手番には山札から3枚を引き、好きな順番でバオバブの木の上にのせていく。崩してしまったら、崩れた分を引き取って(山札とは混ぜない)手番終了。どっさり崩れるとダメージが大きい。
崩さないようにそっと蛇を差し込んでいるところ
カードは8種類。カードに登場する動物に合わせた置き方が決まっている。
- 枝:どのような置き方をしてもよい
- 花:カードの角が1ヶ所以上、外側にはみ出るように置く
- 猿:カードの角が2ヶ所以上、外側にはみ出るように置く
- 鳥:フリスビーの要領で投げ込む
- 蝙蝠:目をつぶり、胸の高さから置きに行く
- 蜂:どのような置き方をしてもよい。この後、蜂の絵の上に置けるのは枝か花のみ
- 豹:10cm上から落とす
- 蛇:カードとカードの間に挟む。角が1ヶ所以上はみ出るように
- カメレオン:前に置いたカードと同じ置き方で置く。前に枝や花を置いていたら、蜂の上にも置ける
誰かの山札がなくなったらゲーム終了。残った山札と、崩したカードの合計が一番少ない人の勝ちとなる。
キッズゲームだが、ゲーマーが遊ぶと、ぎりぎり端っこのところに置いて次の人に嫌がらせをするのが基本。結局1周回って自分の首を絞めるハメになるのだった。
Baobab
J.M.アルエ作/ピアトニク(2012年)
2~4人用/6歳以上/15分
国内未発売