今年で11回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された235タイトルの中から大賞を選んだ。投票は昨年12月から今年2ヶ月まで、3ヶ月間にわたって全国のショップ、ボードゲームサークル、およびネット投票で行われ、36都道府県から297名が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点……として集計している。
1位となった『ラブレター』は、1人1枚ずつカードをもち、カードの効果で生き残りをめざす国産カードゲーム。カナイ製作所がゲームマーケットで発表した。価格500円、枚数16枚のカードが織りなす駆け引きと意外な展開が人気を集め、アメリカのAEG社が英語版を発売している。国産のゲームが同賞を受賞するのは、『キャット&チョコレート』に続いて2年ぶり2回目。2位にも国産ボードゲームの『Vorpals(ヴォーパルス)』が選ばれている。
ゆうもあ賞は、ゲームをあまり遊ばない家族向けにゆうもあがおすすめする作品。今年はドイツの『クラック』が選ばれた。色と形のダイスで指示されたコマをすばやく取るゲーム。ノミネートには『ドブル』『ベガス』が選ばれている。
【日本ボードゲーム大賞2012】
投票部門
大賞:ラブレター(カナイセイジ / カナイ製作所) 289点
2位:Vopals(大爆笑カレー / I was Game)215点
3位:村の人生(Village / M.ブラント、I.ブラント / エッガートシュピーレ / ホビージャパン) 175点
4位:K2(K2)159点
5位:ベガス(Vegas)146点
6位:街コロ 137点
7位:キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo) 130点
8位:エセ芸術家ニューヨークへ行く 106点
9位:キングダムビルダー(Kingdom Builder) 95点
10位:いかさまゴキブリ(Mogel Motte) 87点
ゆうもあ賞
大賞:クラック(Klack! / H. シャフィール / アミーゴ / エルフ・ブラザージョルダン・メビウスゲームズ)
ノミネート:ドブル(Dobble / D.ブランショ / アスモデ / ホビージャパン)
ノミネート:ベガス(Vegas / R.ドーン / アレア / メビウスゲームズ)