『暗黒の金曜日』『ロビンソン漂流記』に続く「金曜日プロジェクト」の第3弾。1金になる父親の友人カード7枚と、勝利点になる影響力カード3枚からはじめ、毎ラウンド4枚ずつ引いてカードを出し、選挙員コマをアクションスペースに配置する。これによってカード購入資金を増やしたり、勝利点を得たりしていき、最後に影響力(勝利点)の最も大きいプレイヤーが大統領に選ばれる。
「借り物の羽根」という意味の原題が示す通り、『ドミニオン』のデッキ構築、『アグリコラ』のワーカープレイスメント、『スルー・ザ・エイジ』のカード選択という近年の流行システムをぶちこみ、絶妙に絡み合うゲームに仕上げた。日本にもファンの多いフリーゼ特有のウィットがいっぱい詰まった意欲作だ。