2007年秋にドイツで発売されて以来、世界中のゲーマーを虜にしつづけ、今やボードゲームの新しいスタンダードとなった『アグリコラ』。拡張やデッキが数多く発売されているが、単体で短時間で遊べる2人用ゲームが今年登場した。
プレイヤーは農夫となって羊、猪、牛、馬を飼育する。3人の働き手に手伝ってもらい、動物たちを農場で飼ったり、厩を作ったり、柵で囲んで牧場を作ったり、農場を広げたりしていく。厩は家畜小屋に、住居は木骨造りの家に改築できる。毎ラウンド、働き手はそれぞれ1アクションずつ行うが、どのアクションが選べるかは全て、ゲームボード上にあって一目瞭然。どのアクションも1ラウンドにつき1回しか使えないが、両プレイヤーが働き手を交互に置くので、重要なアクションを確実に行えるかどうかは、両者の駆け引き次第となる。ゲーム終了時により多く動物を飼育し、より価値の高い建物を建てたほうが勝者だ。
『アグリコラ』では2人で60分ほどだったプレイ時間を30分に短縮。木製のかわいい動物コマがたくさん入っており、より多くの人が遊べるようになっている。