テンデイズゲームズ、大忙し

所用で上京した折に、三鷹のボードゲーム専門店テンデイズゲームズに立ち寄ってきた。東京から中央線で30分。歩いて10分弱。
お店に入るとたくさんのダンボール箱が積まれていた。『トゥルネー』『シティタイクーン』『K2』……12月になって注目の新作が次々と入荷したり、年末年始が近づいたりして、注文が殺到しているという。ルールを印刷して、折って袋に入れて、ゲームに貼りつけて、注文に沿って箱詰めして、発送ラベルを貼るという作業。イラストレーターの森木ノ子さんまで駆り出されて、工場のような風景である。
そんな忙しさもおかまいなく、あれやこれやとしゃべっているうちに2時間半。その間にやってきたお客さんも一緒に、このゲームはあーだ、あのゲームはこーだと楽しいひとときを過ごした。キッズゲームやパーティーゲームに独自のルールを作って創造的に盛り上げる話とか、ショップが値段や送料無料以外で勝負できるものは何かという話とか。
ショップによって、あまり声をかけずお客さんにじっくり選んでもらうというところもあれば、積極的に声をかけて、おしゃべりしながらコーディネートするというところもある。テンデイズゲームズは後者で、セールストークを感じさせない話しかけは、抵抗感なくつい引きこまれてしまう。タナカマさんが家電量販店で働いていた経験が生きているのだろう(家電量販店も、つい相談したくなる人とそうでない人がいるが)。
地方でなくても、ボードゲームを複数購入するとなれば、運ぶのが大変だから通販を利用するのが便利だ。なので通販の比率は必然的に上がる。でも、実店舗で未知のゲームをいろいろ紹介してもらえば、その人が宣伝塔になって近隣に顧客が開拓される。そうやってじわじわ広がっていくことが大事なのだと思った。
帰り間際に『ラトゥキ(Ratuki)』というカードゲームを遊ばせてもらう。手札から場にカードを出していち早くなくしつつ、皆が出してたまった場札を集めて得点にするというスピード系のゲーム。カードは1〜5とラトゥキがあり、場に出すときは1から始め、一番上に置かれたカードから±1のカードを出せる。5を出すか、ラトゥキカードを出せば場札を取れる。場札がいくつもあるのと、カードは1〜5がいろいろな数字で書いてあるので一見して分かりにくいのがひねり。場札がとこまで溜まったところで取りにいくか、そして狙いがかぶったときいかに早くカードを出せるかが勝負である。
そして今年話題になっていたのに未プレイだった『ダンジョンレイダース』を購入して帰途につく。忙しいところ長居しておしゃべりにお付き合いして下さったタナカマさんと森木ノ子さんに感謝。ありがとうございました。
テンデイズゲームズはドイツのアンケートで上位に入った話題の新作『コロニアル』の限定販売を行なっている。販売は抽選で、申込期限は今日の23:59まで。詳しくはホームページにて。

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