コスモス社は今年もたくさんの新作を投入してきました。小説もの、拡張、フリーク向け、ファミリー向けとバラエティに富んでいます。
★ヘルベチア(Helvetia)
M.クラマー作、2〜4人用、12歳以上、60分。
「ヘルベチア」とは、スイスのラテン名です。アルプスの村の商人となって、建物を作り、商いをします。村の若者を、ほかのプレイヤーの村の娘と結婚させれば、追加の収入が入ります。結婚で子供が生まれたら、家を新築し、村に新しい文化を取り入れ、新商品を市場に売ります。アクションポイントとワーカープレイスメントを取り入れ、さまざまな戦略が考えられるゲームです。
★ラパ・ヌイ(Rapa Nui)
K.-J.ヴレーデ作、2〜4人用、10歳以上、40分。
「ラパ・ヌイ(大きな島)」とは、イースター島の現地の呼称です。一族の長となり、木こり、神官、狩人、採集者を選び、モアイ像を建立します。カードを取ると、その下にあるカードの種類の得点計算が起こりますが、自分だけでなく全員が得点してしまうのです。
★ディスクワールド(Scheibenwelt)
M.ウォレス作、2〜4人用、10歳以上、60分。
ファンタジー小説をウォレスがゲーム化しました。アンク・モルポークというディスクワールド最大の都市を舞台に、自分がもつキャラクターに割り当てられた秘密の目的を達成します。100枚以上のカードで、盤上にコマを配置したり、建物を作ったり、逆に街を混乱に陥れたりしていきます。日本語ルールがBGGで公開されています。
・今日もプレイミス:ディスクワールド:アンク・モルポーク
★ホビットの冒険(Der Hobbit)
R.クニツィア作、2〜5人用、10歳以上、45分。
映画も来年公開されるトールキンの小説を、クニツィアがゲーム化しました。ビルボと13人のドワーフが、ドラゴンのスマウグに奪われた財宝を取り返す旅に出ます。危険がいっぱいの道を知恵と勇気で乗り切り、無事に帰ってくることはできるでしょうか。ダイスを使ったひねりのあるレースです。
★カタンの開拓者たち:商人たちの旅立ち(Die Siedler von Catan – Aufbruch der Händler)
K.トイバー作、3〜4人用、12歳以上、60分。
メイフェア社から発売されている『アメリカの開拓者たち(Settlers of America – Trails to Rails)』のヨーロッパ版です。通商路を広げ、商人を派遣して商館を作り、商品を運びます。自分の通商路は無料ですが、ほかのプレイヤーのところは有料です。手持ちの商品を最初に全て運んだプレイヤーが勝ちです。
M.マット作、2〜4人用、8歳以上、45分。
ダイスで指定されたパーツを、重ねて塔を作ります。パーツを置いたら、自分のコマを置きます。崩れる前に、一番高いところにコマを置いていたプレイヤーが勝ちという、バランスゲームです。
★リンク(Linq)
E.ニールセン&A.マイアー作、4〜8人用、10歳以上、45分。
ビーウィッチト・シュピーレから発売されていた傑作コミュニケーションゲームがメジャーデビューします。同じお題カードを持っているパートナーを、ヒントから当てます。中にはブラフカードを受け取ってなりすます人もいるので、うまくヒントを通さなければなりません。
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・シュピール’11新作情報