カリバ(Kariba)

追い出し追い出され
kariba.jpg
動物カードをためて、ほかの動物カードを取るゲーム。タイトルは「狩場」ではなく、アフリカの湖の名前で、ここに水を飲みに動物たちがやってくるという設定。ワニが並んだカード置き場、カードを挟む草のコンポーネントが目を引く。
作者はクニツィアで、『フリンケピンケ』系のセットコレクションである。1〜9の数字がかかれた動物カードを出して、ボードの周囲にはさむ。1種類の動物が3枚以上になったら、そのひとつ下の数字の動物カードを全部ゲット。誰かの手札がなくなるまで続けて、獲得したカード枚数を競う。
3枚以上になると、さらにひとつ上の数字の動物にチャンスが回ってくる。一方、せっかく3枚以上にしても、ひとつ下の動物が少ないと実入りが少ない。1回の手番では、同じ動物なら何枚でも出せるので、貯めこんでおいて一気に仕掛けるか、あえて次のプレイヤーをアシストして次のチャンスを狙うかなど、いろいろ考えさせられる。
手札が減っていく後半は運の要素が高まるが、3ラウンドの合計得点を競うので、短期的な戦略を立てることが勝敗につながる。プレイ時間は短いが、カードを出せば出すほど次の人の得になってしまうジレンマが悩ましいゲームである。
Kariba
R.クニツィア作/ゴライアス(2010年)
2〜6人用/7歳以上/20分
プレイスペース広島:カリバ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。