第23回を迎えるデザイナーコンテストは、新人デザイナーの登竜門として知られる。S.ドラ、M.シュレーゲル、M.シャフト、ブラント夫妻など、このコンテストで名前を知られるようになったデザイナーも多い。近年はドイツ年間ゲーム大賞が後援し、最終審査はアレア、ペガサス、アミーゴ、ハンス・イム・グリュック、コスモス、アバクス、シュミットといったメジャーメーカーから編集者が選考している。
今年は200弱の応募があり、その中から46作品が試作品のテストプレイにかけられた。1位に選ばれたプフィスター氏の『アフリカ1830』は、19世紀の商人となってアフリカにプランテーションや鉱山を建設し、お金を儲けるゲーム。未発売の作品が対象のため、製品化を待っている状態である。
外国からの応募も多いが、今年はアメリカ人の作品が最終選考に残っただけで、入賞は全てドイツ語圏のデザイナーで占められた。
【ヒッポダイス・デザイナーコンテスト2011】
1位:A.プフィスター『アフリカ1830(Afrika 1830)』
2位:R.シュッペ『ヘクサ・マキシマ(Hexa Maxima)』
3位:V.ゼンガー『家来(Vasall)』
キッズゲーム賞:C.シャウフ『小さい蜂のお友達(Bienchen Bande)』
長時間ゲーム賞:T.シュピッツァー『ルール地方の船運(uhrschifffahrt)』
・Hippodice Spieleclub e.V.:Endrunde 2011