『アグリコラ』CZデッキ

CZデッキは、『アグリコラ』のチェコ語版を手がけるマインドオーケー(MindOK)社の販促品として2009年秋に発売された24枚のカードセットである。チェコの民俗や歴史に基づき、ローゼンベルク自身がデザインした。ドイツ語のみ。
これで『アグリコラ』の追加デッキはZデッキ(2008年初頭)、Xデッキ(2008年5月)、Lデッキ(2008年10月)、Öデッキ(2008年11月)についで5つ目となる(Jデッキもいつの日か!)
入手方法はルックアウトゲームズからの取り寄せで、価格は2.50ユーロ。送料とともにペイパルで支払う。詳細はメーカーの注文サイトを参照のこと(ドイツ語)。
カードテキストの和訳は以下。


職業カード(12)
C01 Statthalter 総督
すぐに職業カードの山札の上から4枚を取り、そのうち2枚を選ぶ。2枚のうち1枚は(カードの条件を満たせば)コストなしですぐ出せる。残り1枚は手札に入れる。どちらも出したくないならば、どちらも手札に入れる。
C02 Wochenendarbeiter 週末労働者
改築と同時に、追加で1部屋増築できる。コストは葦1、もとの建物の資材(木材かレンガ)1つと、新しい建物の資材(レンガか石材)2つを支払う。
C03 Alleskönner 全能者
自分の前に出している職業を全部捨てる(効果は全てなくなる)。毎ラウンド1回、ほかのプレイヤーに食料1を支払えば、その職業を1つ使うことができる。プレイ時またはゲーム終了時の効果以外、どれでも使える。あなたが次に職業を出したら全能者を捨てなければならない。
C04 Lehrer der Nationen 国家の教師
全プレイヤーは、職業カードを出すときに支払う食料が1つ少なくてすむ。ほかのプレイヤーがこの割引を使うたびに、あなたは共通のストックから食料1を受け取る。
C05 Held 英雄
すぐに食料3を得る。ゲーム中に1回、猪1頭を捨てれば、家族を置かないで「家族を増やす」のアクションができる。この新しい家族は、次のラウンドから働くことができ、住まいが1部屋となる。
C06 Wahrsagerin 予言者
すぐに石材1を共通のストックから取り、すぐにラウンドカードの山札の上から3枚を見て、好きな順序で並べ替えて戻す(ステージ番号は無視してよい)。さらにゲーム中いつでも、ラウンドカードの1番上を見てもよい。
C07 Bürokrat 官僚
このカードの上にストックから食料3つまで置く。毎ラウンド1回、このカードから食料1を使って、家族を1人、すでに家族が1人だけ(自分でもほかのプレイヤーでもよい)置かれているスペースに置くことができる。(このカードの食料はいつでも自分のストックに入れてよい。)
C08 Dudelsackpfeifer バグパイプ奏者
すぐに食料2を得る。このカードを出すために「職業」のアクションスペースに置いた家族は、すぐに戻り、このラウンドにはまだ使われていないことになる。(家族は、次の自分の手番になったときに戻す。)「職業」のアクションスペースは再び空いて使えるようになる。
C09 Einzelkind 一人っ子
まだ3/6/9ラウンドの請っていれば、すぐに木材1/2/3を得る。ゲーム終了時に家族が3人しかいなければ3点になる。(ゲストマーカーは家族に数えない。)
C10 Spitzel スパイ
自分が出している職業を1枚、すぐに裏返せば、食料5か牛1頭を共通のストックから受け取れる。裏返したカードの効果は全てなくなる。(将来、職業や進歩カードを出すときには、裏返したカードも条件に加えてよい。)
C11 Räuber 盗賊
毎ラウンド1回、手番に家族を置くのを1回パスできる。パスしたら、食料1か木材1を共通のストックから取る。ただしパスするには、ほかのプレイヤーに家族コマが残っていなければならない。
C12 Nikolaus ニコラウス
これまでに生まれた子供の数だけ、すぐに食料を取る(最大6)。(この時点で「家族を増やす」にある家族も数に入れる。)子供が一番少ないプレイヤーは(複数いれば全員、自分も含む)、すぐに野菜1を得る。
小さい進歩(12)
C13 Goldene Hände 黄金の手
小さい/大きい進歩で、資材を1つ別のもので代用できる。
C14 Schule 学校
小さい/大きい進歩を行う代わりにいつでも、職業1を出せる。この職業を出すために食料1払う。
C15 Bierfest ビール祭
(家族3人以上)すぐに追加で「パンを焼く」のアクションができる。ゲーム終了時に食料が3/6/9以上あれば、1/2/3点を得る。
C16 Wagenburg 車陣
自分の農場の空いているスペースに、木材1で1本、未使用の柵を置くことができる。この柵はいつでも自分のストックに戻せる。ゲーム終了時まで柵が置かれたマスは使用済みとみなす。
C17 Kapelle 礼拝堂
このカードは追加のアクションスペースになる。このアクションを使うと、物乞いカードを2枚まで捨てられる。捨てる物乞いカード1枚につき石材1を支払う。石材は礼拝堂に置き、ゲーム終了時に1つにつき1点になる。
C18 Hopfenfeld ホップ畑
(空いている畑が必要)すぐに木材1〜4を支払えば、その数だけ、未使用の柵を空いている畑1つの上に置ける。この畑に種はまけないが、ゲーム終了時に畑に数える。置いた柵の数だけすぐに食料を受け取り、ゲーム終了時には置いた柵1本につき1点になる。
C19 Weinkeller ワイン倉庫
(柵で囲っていない厩が必要)柵で囲っていない厩を1軒、すぐにひっくり返してワイン倉庫にする。ここには家畜を飼えない。収穫のたびに、畑フェイズで共通のストックから食料2を得る。この農場スペースは使用済みとなるが、ワイン倉庫は厩に数えない。ワイン倉庫を後から柵で囲ったら、通常通り(厩のない)牧場として使える。
C20 Golem ゴーレム
(調理場か暖炉が必要)このカードの上に支払ったレンガ2を置く。次の2ラウンドの始めに、レンガ1ずつ共通のストックに返す。この2ラウンドの間、あなたが最初に置く家族は、そのアクションを2回続けて行える。補充されるスペースには、1回目のアクションの後に共通のストックから補充する。
C21 Venus von Vestonice ヴェストニーツェのヴィーナス
「家族を増やす(部屋が必要)」のアクションを1人の家族で2回できる。(このアクションスペースはラウンド5〜7に登場する。2階行っても、小さな進歩は1回しかできない。)
C22 Bibel 聖書
(職業1以上)収穫直前のラウンドで「開墾する」「開墾して種をまく」「小麦1を取る」「野菜1を取る」「日雇い労働者」を行った家族1人につき食料1だけ、次の収穫の食糧供給で必要な食料が少なくてすむ。
C23 Hungermauer 飢えの壁
収穫のたびに全員、家族1人だけ食料2ではなくレンガ1で食糧供給できる。これで出されたレンガはこのカードの上に置き、ゲーム終了時にレンガ2につき1点になる。
C24 Fünfjahresplan 五カ年計画
(職業2以上と空いている畑が必要)空いている畑1つに緑の矢印マーカーを置く。ここにはもう種をまくことができない。畑に数えないが、使用済みとみなす。空いている残りの畑いくつでもたくさんに、すぐ種をまくことができる。ここで種をまいた畑には、追加で小麦/野菜を2つ置く。

『アグリコラ』CZデッキ」に2件のコメント;

  1. すみません、カードの意味で質問します。
    ———————————–
    C01 Statthalter 総督
    すぐに職業カードの山札の上から4枚を取り、そのうち2枚を選ぶ。2枚のうち1枚は(カードの条件を満たせば)コストなしですぐ出せる。残り1枚は手札に入れる。どちらも出したくないならば、どちらも手札に入れる。
    ———————————–
    職業カードを出す条件は食料のコストのみです。
    なので上記にある「(カードの条件を満たせば)」の意味が分からないのです。「職業」カードではなく「小さな進歩」カードの間違いではないでしょうか?

  2. mixiコミュで疑問が解決しました。
    職業カードには出せるラウンドが制限されているものがあるのを忘れていました。
    しかし、4枚とはいえこのカード強いですね。

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