クニツィアのトリテをリメイク『オッドソックス』9月28日発売
コロコロ堂は9月28日、カードゲーム『オッドソックス』を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、アートワーク・高畑慧、3~5人用、8歳以上、30分、2420円(税込)。
クニツィアが1999年にASS社(ドイツ)から発表した『綱渡り(Drahtseilakt)』をテーマを変えてリメイク。『リレーションシップ・タイトロープ(Relationship Tightrope)』(ウーバープレイ社、2004年)、『フィフティ・フィフティ(Fifty Fifty)』(ツォッホ、2010年)、『陰陽(Ying Yang)』(イーグルグリフォン、2010年)、『少林パンダ(Szaolin Panda)』(エグモント・ポルスカ、2014年)、『禅マスター(Zen Master)』(ヘルベティク、2016年)と数多くリメイクされてきた作品で、青・赤で一組となる「オッドソックス」を、片足分にならないように集めることを目指す。
はじめに今回のトリックでの靴下本数(1~9本)が示され、トリックテイキングを行って数字の一番大きかった人がその数字だけ青い靴下、一番低かった人が赤い靴下を取る。青の靴下と赤の靴下は互いに打ち消し合う関係になっており、最後に残った靴下が失点になる。
できるだけ皆の中間の数を出し、青い靴下も赤い靴下も取らないようにしつつ、取ってしまったら頑張って調整する。最後の最後に9が来たりするなど、得点カードの並び順で思わぬドラマも生まれる。軽めながらクニツィア魂の感じられるカードゲーム、『luz-ルイス』に続いてコロコロ堂の高畑慧のアートワークで復活だ。
内容物:カード 61枚(58mm×88mm)、靴下コマ 50枚、日本語説明書
制限時間内に全部のひらがなを使え!『シリト:リミット10』10月21日発売
ボドゲイムがゲームマーケット2020秋に発表した『SHIRITORI44』。10分の制限時間でしりとりを行い、44文字のひらがなを全て使って壊れた宇宙船を修復することを目指す協力ゲームだ。
時計回りにしりとりをして、先頭文字を除く使ったひらがなにタイルを置いていく。10分以内にすべてのひらがなを使い切れば全員の勝利。使いきれなかった場合は、その数に応じてマルチエンディングが用意されている。
タイムリミットに加えて、「同じひらがなを使えるのは2回まで」や「3文字以上の単語でなければいけない」などの制約も緊張感を高める。なかなか思い浮かばないときはヒラメキカードで他プレイヤーから手助けしてもらうこともできる。
『ito』『タイムボム』を手掛けた326氏のイラストと、しりとりをベースにしたわかりやすいルールで幅広く楽しむことができ、閃いたときの気持ちよさ、ゲームをクリアしたときの達成感が味わえる作品だ。
内容物:そうさパネル 4枚、文字タイル 44枚、遊び方説明書 1枚、頭文字ポーン 1個、ひらがなカード 44枚(63×44mm)、ヒラメキカード 5枚(88×63mm)、エンディングカード 5枚(88×63mm)
シリト:リミット10(中島正太郎+ボドゲイム / アークライト, 2021)
制限時間以内にできるだけたくさんの文字を使うことをめざす協力しりとり。同じ文字は2回までしか使えない。傍目八目、自分の番にはプレッシャーで思いつかないが、他人の番にはいくらでも思いつく不思議 pic.twitter.com/frUmEgQnKZ— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) June 12, 2023