コイン落としでノックアウト!『甲虫相撲』日本語版、10月上旬発売
オリジナルはボードゲームテーブルズ(アメリカ)から2021年に発売された作品。ゴールデンギーク賞のイノベーティブ部門とライトゲーム部門に、アメリカンテーブルトップ賞の「アーリーゲーマー(初心者)」部門にノミネートされている。メダル落としの要領でカブトムシたちが土俵の覇権を競い合う。
切り株を模したリングに木製ディスクと各プレイヤーの力士ピースをセットしてスタート。手番には手持ちの木製ディスクを台の外側から土俵へと押し込み、落としたディスクを手持ちにし、次の手番に投入できる。手持ちのディスクがなくなったら脱落。こうして他プレイヤーの力士ピースを落とすことができたら勝利となる。
8枚の力士カードを入れたルールでは、各プレイヤーに固有の決め技ピースが与えられ、コストを支払って決め技ピースを投入し、さまざまな効果を発動できる。
内容物:土俵 1つ、突き押し台 1つ、大ディスク 5枚、中ディスク 15枚、小ディスク 20枚、力士ピース 4個、力士参照トークン 4個、決め技ピース 8個、力士カード 8枚、幕下力士カード 5枚、ルールブック
(写真は英語版)
黒死病から市民を救え『メッシーナ1347』日本語版、9月下旬発売
オリジナルは昨秋、デリシャスゲームズ(チェコ)から発売された作品。『アンダーウォーターシティ』『プラハ 王国の首都』に続くゲーマーズゲームで、ボードゲームギークのエッセン注目作ランキングで1位を獲得している。イタリアのシチリア島にある港町メッシーナで、有力な貴族たちが蔓延する黒死病の脅威と戦い、街の復興に尽力するという、コロナ禍の現代にも通じるテーマの作品だ。
ワーカープレイスメントでさまざまなアクションを行うが、アクションスペースにいる市民(「職人」「修道女」「貴族」の3種類)を救助し、職業に応じて自領(プレイヤーボード)や作業所(共通ボード)に避難させると、特別アクションや収入をもたらすところが特徴。疫病になった市民も、回復するまで隔離小屋に配置する。こうして得られた収入で街区を再開発し、名声を競う。
得点手段やボーナスがプレイヤーによって変わる非対称プレイヤーボード(バリアントルール)、仮想プレイヤーがランダムにアクションスペースを塞いでくる中で目標得点を目指すソロモードもついて、じっくり遊ぶことができる。