拡張全入り『村の人生:BIG BOX』日本語版、2月下旬発売
2012年にドイツ年間エキスパートゲーム大賞とドイツゲーム賞の2冠ほか、世界のボードゲーム賞を獲得した名作ゲーマーズゲームが拡張セット全入り、アートワーク一新で復刻された。
プレイヤーは中世ヨーロッパの村に住む一族となり、職人、商人、聖職者、政治家、旅人などさまざまな仕事に就かせて一族の名声を得る。ワーカープレイスメントでアクションを選択するが、行動のたびに時間は過ぎていき、一定時間が経つとワーカーは死んでしまうところが特徴。次世代を育てつつ、死んだワーカーで村の歴史に名を刻む。
基本ゲームに加え、既発売の拡張セット「酒場」と「港町」、すべてのプロモカード、さらに完全新作の拡張セット「結婚」を同梱。新しくどの拡張でもプレイ可能なソロモードが加わった。カラフルなアートワークに一新されたほか、ダブルレイヤーのプレイヤーボード・村の歴史ボード、スクリーン印刷のミープルなど、コンポーネントが豪華になっている。
内容物:ゲームボード 1枚、結婚ボード 1枚、酒場ボード 1枚、村の歴史 1枚、布袋 2枚、ダイス(4面体)1個、カード 71枚、大きいカード 18枚、厚紙タイル 237枚、木製コマ 67個、木製の船コマ 5個、木製キューブ 139個、木製ディスク 33枚、船タイル 5枚、農場ボード 5枚、木製マーカー 10個 他
村の人生:BIG BOX(Village: Big Box / Brand / eggert+Hobby Japan, 2023)
ワーカーが死んで世代交代するワーカープレイスメント。結婚拡張入り。婚活に行くと他プレイヤーのワーカーと結婚できて、一緒にアイテムや子孫を得られる。結婚相手がいなかったり、配偶者が死んだりすると実家に帰る pic.twitter.com/SJ6G1AIjMM— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) April 30, 2023
フランス年間ゲーム大賞2023ノミネート
1988年に始まり、ジャーナリストやレビュアーからなる審査員によって選考されるゲーム賞。昨年は『世界の七不思議:建築家たち』、一昨年は『ミクロマクロ・クライムシティ』が大賞に選ばれている。キッズゲーム部門は2006年から、エクスパート部門は2009年から始まり、昨年はそれぞれ『バブルストーリーズ』、『デューン・インペリウム』が選ばれている。昨年から、ゲームに慣れてきた人向けの中級ゲーム部門(initié)が新設され、『リビングフォレスト』が選ばれた。
日本からは、アスドール部門に『ディストリクト・ノワール』(大気圏内ゲームズ『聖杯サクセション』のフランス語版)がノミネートされている。エキスパート部門に『江戸職人物語』(Imagine Games)がノミネートされている。日本人作品がノミネートされるのは『シャドウハンターズ』(2010)『ラブレター』(2014)『七英雄物語』『街コロ』(2015)『ピクテル』(2017)『リトルタウンビルダーズ』(2020)『ハピエストタウン』『江戸職人物語』(2022)に続き9回目。
【フランス年間ゲーム大賞2022ノミネート】
アスドール部門
・アクロポリス(Akropolis)
ゲームデザイン:J.メソー、イラスト:P.デトラ/ギガミック
・ディストリクト・ノワール(District Noir)
ゲームデザイン:シマムラナオ&ドウゲンノブタケ、イラスト:V.ロシェ/ブラックロック・ゲームズ
・ザッツ・ノット・ア・ハット(That’s not a Hat)
ゲームデザイン:K.ラップ/ラベンスバーガー
キッズゲーム部門
・フラッシュバック・ゾンビ・キッズ(Flashback Zombie Kidz)
・魔法の山(La Colline aux Feux Follets)
・ストンプ・ザ・クランク(La Planche des Pirates)
中級ゲーム部門
・アリス・イズ・ミッシング(Alice is missing)
・チャレンジャーズ!(Challengers!)
・チューリングマシン!(Turing Machine!)
エキスパートゲーム部門
・アーク・ノヴァ(Ark Nova)
・カーネギー(Carnegie)
・フェデレーション(Fédération)