ドイツゲーム賞2003は「アメンラー」に
「アメン・ラー」はゲームフリークの評価がとても高かったにもかかわらず、軽いゲームを評価する年間大賞の趣旨から外れたためにノミネートどまりとなっていました。ゲームフリークの意見が強く反映されるこの賞において、その不満が解消されたかたちです。また、10位までに入賞したゲームのうち、年間大賞でノミネートされなかったものは「新レーベンヘルツ(Lowenherz)」、「マレ・ノストルム(Mare Nostrum)」、「ニューイングランド(New England)」の3点で、ここでも大賞の審査員とは違った目をもつゲームフリークの意見が反映されています。授賞式は10月22日、エッセン国際ゲーム祭のプレス会議にて。(Deutscher Spiele Preis)
【ドイツゲーム賞 Deutscher Spielpreis 2003】
金賞:アメン・ラー(Amun-Re, R.Knizia, Hans im Gluck)
銀賞:アルハンブラ(Alhambra, D.Henn, Queen Games)
銅賞:クランス(Clans, L.Colovini, Winning Moves)
4位:パリス(Paris Paris, M.Schacht, Abacus)
5位:レーベンヘルツ(Lowenherz, K.Teuber, Kosmos)
6位:看板娘(Fische Fluppen Frikadellen, F.Friese, 2F-Spiele)
7位:マレ・ノストルム(Mare Nostrum, S.Laget, Eurogames)
8位:ニューイングランド(New England, A.R.Moon & A.Weissblum, Goldsieber)
9位:コロレット(Coloretto, M.Schacht, Abacus)
10位:宝石商(Edel, Stein & Reich, R.Steupe, alea)
子どもゲーム賞:グラグラ城のオバケ(Schloss Schlotterstein, K.Heferkamp & M.Nikisch, Haba)
金の羽根・模範ルールブック賞:アルハンブラ(Alhambra, D.Henn, Queen Games)
朝日新聞にボードゲーム記事
ボードゲームは人生ゲーム、モノポリー、オセロ、ウノからすごろく、百人一首、かるた、囲碁、将棋というような従来品だけが紹介されています。写真には「ゆうもあ」でトランスアメリカを遊ぶ家族連れ。男の子がレールを置いているところです。現在のボードゲーム人気の立役者であるドイツゲームが、メビウスのインタビューを除いては一切触れられていないのは残念ですが、理事長の一階氏がインタビューで答えている通り、「人同士のふれあいを通して、子育てをしたいと思う親が増えているのではないか」という点に焦点を当て、幅広く興味を持てる記事になっています。(03/09/04)