クジラはどこに?『クジラオルカ』5月26日発売
オインクゲームズの春新作は、『あやつり人形』のフェデュッティとオインクゲームズの佐々木氏がデザインした。ツアー会社のひとつとなって、クジラやオルカが出没するエリアを推理し、船を出して観光客を喜ばせる。
クジラは魚の多い場所に、逆にオルカは魚の少ない場所に出没する。周囲の魚群カードから出没エリアを推理するが、他の会社が船を出す場所もヒントになる。2ラウンド目からは、クジラを見るとボーナスがもらえたり、クジラもオルカも見たくないという釣り人のお客さんが登場したりして、得点条件が変わり、考える要素が増える。
慎重に見極めていては他のプレイヤーに先を越されてしまうし、時にはイチかバチかで船を出す度胸も求められる。個性豊かな観光客たちを挿して乗せる木製の船、ひし形のカードで作られた海など、100点以上のコンポーネントもゲームを盛り上げる。
内容物:ひし形カード27枚、船コマ15個、調査ボートコマ25個、クジラ・オルカコマ各1個、チップ類65枚、遊び方説明書 2種(日・英)
『トランプゲームの源流 第2巻 ギャンブルゲームの変遷』、6月上旬発売
15~17世紀前半にかけてのトランプゲームを取り上げ、ルールを推定するとともに、その変遷の歴史について主にメカニクスの視点から概観するシリーズ。第1巻「トリックテイキングゲーム」に続いて、第2巻ではギャンブルゲームを中心に、第1巻で取り上げられなかったトリックテイキングゲームや、その他のジャンルも扱う。
ルールの紹介だけでなく、中世ヨーロッパにおいてギャンブルがどのように社会的に受容されてきたか、人々を魅了してきた魅力にも触れる。目次は公式サイトに掲載されている。